目的に合致した評価制度である、そこに組織や事業の特性が反映されている、この2点が必要です。
具体的なポイントで紹介しましょう。
- 評価制度の適切性
- 十分な評価スキルを持った人が人事評価を行っている
- 評価結果が適正に活用されている
妥当性に関する判断材料
人事評価の妥当性に関する判断材料はいくつかあります。
- 企業や部門、等級、役職に見合った評価項目が適用されているか
- それから評価項目に関する定義が分かりやすいか
- 被評価者が納得できる内容かどうか
- 評価結果のフィードバックを実施しているか
- より実情に合ったものに改正する姿勢を見せているか
正確な運用を心掛ける
いくら人事評価制度を妥当なものにしても、運用が正確でない場合、被評価者は納得しにくくなります。
- 評価者研修をはじめとして、公正性・納得性を確保するための教育・トレーニングが実施されているか
- 評価者を監督する人材がいるか
- 評価結果に関するアドバイスが的確になされているか
妥当性を担保できるよう各種取り組みを行いましょう。妥当性が担保されていれば、報酬へも適切に反映されるため労働者も納得しやすいです。
妥当性と納得性
人事評価の妥当性が担保されているかどうかは、結果に対する納得性に大きく影響します。人事評価に社員が納得できない場合、人事制度そのものへの信頼性は低下するでしょう。
それは、人事評価制度の継続に影響します。妥当な制度・システムになっているかしっかり検証しましょう。