研修を内製化したいと考えるのは、多くの企業がコスト削減を目的としているかと思います。
もちろんコスト削減も見込めますが、他にもいくつかのメリットが考えられます。
- 講師を担当した社員も成長につながる
- 自社での仕事を熟知した社員からレクチャーを受けられる
- 社内で教え合う文化ができる
- 研修の内容変更への柔軟な対応が可能
また、反対に以下のようなデメリットが考えられます。
- 研修を担当する社員に負担がかかる
- 講師への教育が必要になる
- コストがかえって上がってしまう可能性がある
社内の状況を熟知した人間が講師を務めるというメリット
内製化にはあらゆるメリットがあります。
まずは、社内の状況を熟知した人間が講師を務めるという点。企業によって仕事の仕方やクライアントの特徴は大きく違うため、その企業の社員にしかわからないことはたくさんあります。これは外注ではできないことです。
また、講師をつとめた人間のスキルアップにもつながります。そして先輩や上司が講師をつとめている姿を見ることで、自分も後輩に教えるという意識が高まります。
講師としての教育が必要となり、時間やコストがかかるというデメリット
もちろんプラス面だけでなく、デメリットもあります。
講師を社員が担当するため、教えることが苦手な社員が講師になってしまうことも考えられます。講師としての教育が一から必要となり、時間やコストもかかってしまいます。
また、コストを抑える目的で内製化した場合、企画から社内講師への教育の時間や通常業務の滞り、スケジュール調整、効果測定など全てを考えた場合、むしろコストがかかってしまうこともあります。
メリット・デメリットと企業の風土を照らし合わせて内製化を検討しましょう
外注では得られないあらゆる効果が期待できるため、内製化をすすめる企業は増えてきています。
また、内製化を進めたいけれどどうしたらいいのかわからないという場合には、内製化をすすめるための研修やコンサルティングなどを依頼する方法もあります。
メリット・デメリットと企業の風土を照らし合わせ、検討してみてはいかがでしょうか。