ワールドカフェとは、研修の種類ではなくディスカッションや会議などに用いられる話し合いの手法です。
カフェにいるような雰囲気の中で、少人数ずつに分かれて席に着き、気軽に対話しながら話し合いを進めていきます。
会議のような堅苦しさがなく、和やかな雰囲気で会話していくので、自由な発想の意見を出し合うことができます。
ワールドカフェのメリット
この手法は、もともと知的資本経営についての話し合いを行うために主催者が参加者を自宅へ招き、カフェのような空間でお茶を飲みながら進めたことが始まりです。
ワールドカフェにはいろいろなメリットがあります。
- 自分の意見を言いやすい
- 少人数で話し合うので発言の機会が多く、アイディアが増える
- 創造的な発想が生まれやすくなる
- 参加者同士の理解や親睦が深まる
これらのメリットは、どうしても緊張感が生まれてしまう通常の研修では得にくいものです。
ワールドカフェとは?【やり方を図解解説】効果、事例
会議中、堅苦しさから眠気を覚える人はいませんか?実はワールドカフェと呼ばれる手法を使えば、そうした眠気を避け、さらに会議の内容も充実したものになるのです。一体ワールドカフェとはどんなものなのでしょうか...
ワールドカフェの具体的な方法
ワールドカフェは、具体的には次のような方法で行われます。
基本ルール
- 全ての参加者は年齢や立場に関係なく平等
- 相手の意見には耳を傾ける
- 参観者全員が必ず意見を出す
進め方
- 4、5人(原則4人)一組になってテーブルを囲む。テーブルには模造紙を置き、アイディアを書き込んでいく
- 20~30分間の話し合いを1ラウンドとし、ラウンドが変わるたびに一人を残して別のテーブルに移る
- 残った一人は移動してきた参加者に今ままでの話し合いについて説明。これを2~3ラウンド繰り返す
堅苦しい雰囲気にならず柔軟な発想を生み出すことが可能
研修でなかなか参加者から意見が出てこない、堅苦しい雰囲気になって通常業務の雰囲気とはかけ離れてしまう、といったことを改善するには非常に有効な手段です。
チームの一体感や親睦を深めたり、柔軟な発想を生み出すことなどが目的の研修を行う際は、ぜひワールドカフェを取り入れてみてください。