人事評価・考課のコメントと自己評価の例文、職種別の書き方

紙・Excelの評価シートを豊富なテンプレートで楽々クラウド化。
評価工程の半自動化で、時間が掛かっていた評価を大幅に効率化!
【公式】https://www.kaonavi.jp にアクセスしてPDFを無料ダウンロード

多くの企業で、人事評価は給与に影響するため、その評価結果(評価内容)は評価者・被評価者のどちらにとっても重要なもの。

また、伝え方ひとつで双方の理解度・納得度に差が出てしまうので、評価シートに書くコメント(自己評価コメントやフィードバック)に気を遣わなければなりません。

そこで今回は、評価のコメントとしてどのようなことを書けばいいのか、参考になるような例文を用意しました。

各職種ごとに、上司と部下(本人の自己評価コメント)にわけ、良い例と悪い例を載せています。また、併せて、コメントの書き方のポイントを掲載しています。

忙しい業務と並行しながら行う評価関連業務。負担を軽減する一助としてお役立てください。

目標管理シートの例文・書き方|事務職など全35職種の具体例
目標管理(MBO・OKR)を効率化し、従業員エンゲージメント向上。 人事評価システム「カオナビ」で、部下の目標達成を充実サポート! ⇒ 【公式】https://www.kaonavi.jp にアクセス...

人事評価制度とは? 必要な理由、種類と仕組み、作り方を解説
Excel、紙の評価シートを豊富なテンプレートで楽々クラウド化。 人事評価システム「カオナビ」で時間が掛かっていた人事業務を解決! ⇒ 【公式】https://www.kaonavi.jp にアクセス...

MBO、OKR、コンピテンシー評価、360度評価のすべてに対応。人事評価を効率化するなら、人事評価システム「カオナビ」です! 資料の無料ダウンロードは⇒ こちらから

職種別コメント例

営業職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

営業職に限らず、自己評価を書く上で重要なことは、正確かつ客観的に物事を記すことです。やってもいないことを書くのは言語道断ですが、逆に謙遜するあまり自分の事を過小評価しすぎるのもまた良くないことです。

営業職は「達成すべき目標」「改善すべき問題点」などが比較的はっきりしている職種ですので自己評価文は書きやすい方です。

  • 目標をどの程度を達成できたのか
  • なぜそのような結果になったかの分析
  • 分析を受けての取り組み

などを書いた上で、職場でのチームワークへの貢献についても書けばなおよいでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 営業職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

今年度は前年度比110%の成果を上げることができた。これは社内営業チームの連携の成果といえるだろう。

具体的には毎朝のミーティングの際に互いの情報の共有を徹底し、また声掛けを行うことでチーム内の連帯感を増すことに成功した結果が現れたものだろう。

これにより中間決算の際には達成率が60%前後だったものをその後の半期で挽回できたと考えられる。一方で顧客対応に対するクレームが今年度で12件あり、今後は営業拡大のみならず顧客満足度の改善も重要になると考える。

× 悪い例

今年度は前年度よりもはるかに多くの営業を取ることができたこれもひとえに私の努力によるものである。

さらに努力を重ねれば来年度はより多くの営業をとることができるだろう。クレームが増えているという報告もあったが、私の営業は完璧なので他の営業チームに問題があるだろうから、もっと私を見習うことでより成果を上げられるだろう。その為にも毎朝のミーティングはもっと活用されるべきだ。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

上司のつける部下の評価というものは、より客観性が求められます。えこひいきにならないよう、平等な基準で部下を採点しなくてはならないからです。

部下がどのくらい目標を達成したのかが主な評価のポイントになるでしょう。また、その成果を上げるために、日常的にどのような行動を取っていたのか、チーム内ではどのように働いていたのかということも評価すべき点でしょう。

注意すべきは、部下が「実際にやったこと」だけではなく、「実現に向けてどのくらいの能力を得たのか」という、目に見えにくい努力も評価するべきポイントだということです。部下の様子は日常的によく観察するべきでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 営業職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

営業成績が前年度比110%というのは目を見張るものがあり、また、チーム内で積極的にリーダーシップを取ることによって、チームの士気を高め結束力を増したことは、大いに評価に値する。

しかし、クレームの件数も目に見えて増加しており、営業を取るためなら、なりふり構わないようでは長期的にはマイナスとなると考えられるので、今後は、顧客対応の改善が課題となるだろう。

× 悪い例

営業成績が前年度比110%ものすばらしい結果を出せたのは、ひとえにあなたのおかげである。

入社してまだ数年目にもかかわらず、他の先輩よりも目を見張るほどの成果を上げているので、今後もこの調子でがんばってもらいたい。ただ、クレームも増えているということなので、これはチームで協力して解決してもらいたい。

企画・マーケティング職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

企画・マーケティングでは、データの調査・分析を行い、論理的に企画を立ち上げ、他者を説得することが大事になりますので、それに関わるエピソードや実績があれば、記載するのがよいでしょう。

もし、自分の携わったプロジェクトの結果が数値として出ているのであれば、それも記載します。

まだ、数値が出ていなかったり、プロジェクトの途中であったりするような場合には、プロジェクト内で、自分がどんなポジションで、何をやってきたかを具体的に書くといいでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 企画・マーケティング職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

女性をメインターゲットとして想定していた○○(商品名)が、アンケートや口コミなどの情報から、若い男性に対しても需要が見込めそうなことが判明したため、男性向けの販促を企画。

最初は難色を示されたものの、根拠となるデータを多く集めプレゼンをおこなったところ採用された。また、その販促により男性ユーザーが○○%増えたのだと思われる。

現在進行中のプロジェクトでは、メインで企画は立てていないものの、主に情報の収集・分析やプレゼン用の資料作りなどで、プロジェクトを支えている。

× 悪い例

女性向けの○○(商品名)が男性からも人気が見込めそうだったため、販促を企画した。なかなか採用してもらえなかったものの、根気強くいったところ、最終的に採用していただき、売り上げを伸ばすこともできた。

現在携わっているプロジェクトでも、表には出ていないものの、様々な業務でプロジェクトを支えられていると思う。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

企画・マーケティングはチームプレイの仕事であり、携わる業務によって実績の見えやすさに差が出やすいですが、見えにくいところで行っている業務でも、仕事内容をきちんと見て評価することが大事です。

プロジェクトが大きくなると、プロジェクトの途中で評価を下さねばならないこともあるので、その面でも、日々の業務をきちんと見て評価を下すことが大切です。

実績が数値として必ず出てくるわけではないので、少し難しいかもしれませんが、企画・マーケティングはロジカルさが重要な仕事なので、評価を下す側も、ロジカルに評価することを特に気にしたほうがいいでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 企画・マーケティング職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

潜在的な需要を分析し、よく売り上げに繋げてくれたのだと思われる。プレゼンも大変説得力のあるものだった。

しかし、データをみる限り、○○%の売り上げ増が見込めそうだったため、その原因を調べ、分析したデータをどのように企画に生かすかを改めて考えてもらえれば期待も高まるだろう。

データの収集・分析能力は大変高く、自信を持っていいものなので、今のプロジェクトを支えながら、データの生かし方を周りから学んで貰えればと良いと思われる

× 悪い例

主導の企画でよく売り上げを伸ばしてくれた。プレゼンもすばらしい内容だった。しかし、思っていたほどの伸びではなかったため、その点に関しては改善を求めていきたい。

現在はメインで企画に携わっていないとのことでしたが、しっかり勉強して、データ収集だけでなく、どんどん企画を立てられるようになってもらえればと思われる。

事務職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

事務職は日々の変わらない日常業務をこなす仕事です。そのため仕事内容にもほとんど変化がなく、自己評価もしにくいとされていますが、その分一つ一つの仕事の完成度を上げていくことが大切です。

普段の業務で出来るようになったことや、起きた問題やその解決法などを書くなど、どのように仕事をしていたかを明確にし、完成度を上げたと思わせる内容を書きます。

また日々の業務の中で、改善点がありそうだと思えば、積極的に業務内容に変化を加え、作業効率アップを目指しましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 事務職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

今年度目標である、事務過誤防止への取り組みとして、一から作成していた書類をテンプレート化させた。さらに入力ミスなどが発生していた場合、入力ミスを知らせる機能をマクロとして作成し、これにより前年度より3割の過誤の減少をさせることができた。

日常業務においては、プリンターのカラーインクの減少スピード増加が見られたので、印刷回数の制限化、通常の文書においてはモノクロ印刷への設定変更の徹底を7月の全体ミーティングにて提案。以後もインクの交換ペースから、インクの減少具合を確認していきたいと考えている。

× 悪い例

普段と変わりなく業務を達成している。

作業のミスが多発しているとの報告を受け、ミーティングで問題の改善点を述べたので、そちらを参考にして作業の方法を変えた結果、ミスを減少することが出来た。

印刷物が多いためか、プリンターのカラーインクの減りが早いので、会社全体で対処してもらいたいと考えている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

事務職は具体的な成果が見えにくい職場なので、部下がどういう仕事をしているか、常日頃から観察することが大切です。

同じ作業でもやり慣れるうちにペースが上がっているなど、細かい変化もよく見て評価すべきポイントを考えてみてください。日々の業務の中で、改善案の提案や、実際に取り組んだことなどがあれば、積極的に評価ポイントとして取り上げましょう。

自己評価などの資料があれば忘れずに確認し、どういった作業に取り組んだかも詳しく確認してください。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 事務職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

日報の提出のタイミングが早まっている。表計算ソフトへのマクロの挿入など、日常の単純作業を自動化することで、全体的な作業短縮を行なうなど、業務改善への意思やその成果が見られる。

マクロの挿入は今年度の事務業務の目標である、事務過誤防止にも効果を見せており、3割の過誤報告の減少が確認されている。また7月のミーティングではカラーインクの減少増加と、対策として印刷数の制限とモノクロ印刷の徹底を提案した。

前回のミーティングでは発言が乏しかったことを考えると、積極的な発言を心がけようとする姿勢が見られる。

× 悪い例

日常業務でも大きなミスもなく、問題なく作業を進めている。様々なことに取り組んで、作業の効率化を目指しているようで、積極的に良い仕事をしようと努力しているようだ。

また7月のミーティング内で、カラーインクの減少ペースが増加していることの指摘と、その改善案を提案した。以前よりも積極性が増して嬉しく思う。

コンサルタント職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

コンサルタントはクライアントが抱える問題点を把握し、解決案を提案する仕事です。となれば、自分の意見がどれだけ正しいか、自信を持って答える必要が出てきます。

自己評価もそれに倣い、積極的に自分の仕事ぶりをアピールしなければなりません。自己評価には何より具体性が必要となるので、日々の業務でクライアントに対して良い対応が出来たと感じるところがあれば、具体的な内容を明記しましょう。もちろん、成果が出ていればそれもしっかり報告してください。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] コンサルタント職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

クライアントから新商品販売における宣伝プランの依頼を受け、いくつかのプランを提出したところ、いずれも今までのクライアントのスタイルから外れていたためか、決定に難色を示していた。

そこでクライアントが現時点で考えているアイデアを伺い、そちらを元に具体的な予算案、発生するであるリスクを概算した。それを下地として、宣伝法をWEB広告に集中させることでコストの削減を提案したところ、それを採用し、プロジェクトを実施。

結果として新書品の販売個数のノルマである○万個を達成したと報告され、クライアントから感謝の言葉をいただいた。

× 悪い例

クライアントにいくつかこちらで考えたプランの提案をしたが受け入れられなかった。クライアント側のアイデアがあったので、そちらを参考に改善案をいくつか提示したところ、その方向で話を進めることになった。

こちらのプランは受け入れられなかったものの、目標だった販売個数は達成したので、クライアントも満足していただけた様子。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

仕事で何か成果を上げていれば、それを積極的に汲み取ってあげるのが上司の仕事です。自己評価などもチェックしつつ、目に見えてどれだけの成果を上げたか、具体的な内容を提示しましょう。

それと同時に、本人には見えない問題点を提示することも重要です。コンサルタントの仕事は自身の提案のアピールが重要な分、過大な評価をしがちなので、第三者の視点での問題点を指摘することが能力アップにもつながります。

部下のことをきちんと把握し、問題点を修正して更に優秀な人材を育成することが、ひいては自身の評価にもつながってくれるでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] コンサルタント職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

クライアントの依頼に対し、必要以上に自身のプランを誇示することなく、クライアントが考えるプランの改善に切り替え、クライアントの要望だった販売個数○万個を達成した。

自己主張が強い傾向にあり、周りに不快な思いをさせることが多かった入社当時から考えると、大きな成長を見せている。言動にまだきつい印象を受けることがあるので、日々の業務の中で改善を目指してもらう。

自身の発言に対して、受け手がどのような感情を覚えるか学ばせるため、声かけの徹底やロールプレイングによる研修の実施を計画中。

× 悪い例

クライアントへの対応に不備が見られる。入社当初から問題ある言動が目立っているので、これからも指導を続ける。

クライアントの要望を答えるために、いくつか提案をしたことでクライアントの要求を満たした様子。

ひとまず要求は達成している様子ではあるものの、課題点がまだ多く残っているので、改めて研修などを行なおうと計画中。

サービス(販売・外食)職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

販売・外食産業で働くということは、お客様第一の目線で考えることが必要になります。お客様が気持ち良く店に入ってこられ、楽しい買い物や美味しい食事のサービスを受けて、最後にはまた気持ちよく店を後にできたか。

そこで自分はどのように関わったかを評価します。自身の接客や行動で、お客様から喜ばれた事柄とか、店内をより良いものにするために、常に自分で心がけていることなどを記入すると良いでしょう。また、チームワークも必要とされるため、一緒に働くスタッフと、うまくコミュニケーションを取りながら働いていることも加えると良いでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] サービス(販売・外食)職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

お客様が当店を外から見た時に気持ち良く入店されるよう、お客様の方を見て軽く会釈を行うようにしている。入って来られたら、明るく挨拶をする。

店内の案内など必要なことは、はっきりと分かりやすい言葉で話し、明るい笑顔で接客している。お客様が帰られる時には、笑顔を返されることも多くなった。

一緒に働くスタッフとは、スムーズに業務が進むように、常に意思疎通をはかっている。店内は清潔を心がけ、汚れや商品の乱れなどにはすぐに対応している。

× 悪い例

職場では、毎日自分の持ち場できちんと接客できるように、商品の不備はないか気を配っている。また、お客様をお待たせしないように心がけてる。

仕事のシフトは守るようにしているが、家族の急病などにより急に休みをもらうこともある。
他のスタッフも同様に休んでいるものの、今後はなるべく急な休みのないようにしたいと思っている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

販売・外食産業にとってスタッフに求められるものは、お客様に対して来店時のあいさつから、会計、見送りまでを、常に笑顔を持って対応することです。

  • 正しい言葉遣いとていねいな
  • 店内の清潔への気配り
  • 自分自身のユニフォームや髪などが清潔に保たれているかどうか
  • 勤務態度では勤務時間を守っているか
  • 他のスタッフと上手にチームワークが取れているか
  • 自ら進んで仕事をするか

などのポイントを見ます。

また、本人が自らの苦手な点に気付き、どう対処していくかということも評価の対象になります。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] サービス(販売・外食)職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

職場では周りのスタッフにいつも笑顔で接して、気持ちよく仕事が進むように、ムードメーカーの役割も果たしている。不慣れなスタッフには、少し離れたところから目配りを欠かさず、必要に応じて手助けを行っている。

お客様に対しては、何を望んでいるのかを考えて、すぐに対応できるようにしている。髪型もきちんとして清潔感があり、お客様からの評判も良い。

今後は、売上げを伸ばすための、自分なりの工夫とアイディアを出してくれることを期待している。

× 悪い例

いつも自分の持ち場の業務を、責任を持ってこなしている様子が伺える。お客様の前では、親しみを持ってもらえるようにと考えて、あまり改まった言葉は使わないようにしているが、お客様からは喜ばれているようだ。

今後は、すべてのお客様に好感を持っていただけるように、ていねいで親切な接客を心がけると良いのではないだろうか。

クリエイティブ(編集・デザイナー)職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

編集やデザイナーといったクリエイティブな仕事は、自身のスキルや知識が物を言う仕事です。クライアントのニーズに可能な限り答えるために、スキルアップのために具体的に何をしているか知ってもらえれば、それだけで高い評価につながります。

また納期を守るための工夫など、会社員として求められる課題や解決法などを考えることも、その後の評価に大きくつながります。クリエイティブな仕事だからこそ、周りとのチームワークが重要なので、そのことを意識している人材は高く評価されるでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] クリエイティブ(編集・デザイナー)職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

ここ最近の人気キャラクターが持つ特徴を分析し、女性は癒しを求める傾向にあることが統計から明らかになったため、現在人気とされるキャラクターの共通点を洗い出し、丸みを帯びたデザインを重視した、新たなキャラクターの作成に努めている。

また、納期の達成のためにブレインストーミングを実施し、周りのスタッフにもアイデア出しに協力してもらうことで、自分にはない新しいアイデアを生むきっかけ作りを行なっている。

× 悪い例

現在は新しいキャラクターの作成のために、アイデア出しを行っている。現在女性に人気のあるキャラクターの情報を元にした内容となっており、より人気が出やすいと思われるキャラクター作りを目指して取り組んでいる。

納期の問題については、周りとの連携で改善を目指しているので、大きな問題はないだろう。今後の目標としては、更に優れたキャラクターの作成を行うことによって会社に貢献することができるだろう。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

クリエイティブな仕事はどうしても人と接する機会が減りがちです。デザイナーなどの仕事も、自分のペースで仕事を行なう方が多いですが、そうした人材を部下に持った際は、個人の仕事ぶりはもちろん、周りとの連携や納期への対応など、会社員としての能力も評価してあげましょう。

本人も気づいていない優秀な面を評価することで、更に優秀な人材へと育てることも出来るはずです。加えて今後の具体的な課題点を挙げるなど、更に成長するためのきっかけがないか考えることも忘れないようにしましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] クリエイティブ(編集・デザイナー)職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

新商品開発に向けたキャラクター作成に携わっているが、過去の統計からの綿密なリサーチや、他のスタッフとの連携によるアイデア出しなど、チームによる行動を積極的に行なっている。

個人ですべてこなそうとするスタッフが多い中、積極的に周りと関係を作ろうとする人材は非常に貴重な存在。デザインの傾向としてはやわらかいタッチが特徴的で、それ以外の線の出し方に課題があるのだろう。

今後はより多くの案件に対応できるよう、個人では描かないであろうデザインの案件についても任せてみたいと考えている。

× 悪い例

新商品開発に向けたキャラクター製作では、様々な方法でキャラクターのアイデア出しを行なっている。他のデザイナーには見られないタイプで、今後の成長にも期待していきたい。

個人のデザインは特定のジャンルに強そうなタッチなので、もっと幅広いデザインを手がけられるよう、実力をつけていってもらいたいと考えている。

エンジニア(機械・ものづくり系)職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

機械・ものづくり系のエンジニアが最も評価を受けるのは、課題に対して技術貢献を達成することです。具体的に、製品のコスト削減につながる、あるいは開発製品の特許を取得するなど、業績に対する貢献度が明確にできれば、高い評価を得られます。

もちろん、数値化しにくい業績であっても、成果がはっきりと見えれば高い評価につながります。いずれにしても、技術を通じて会社の利益を上げることに直結した仕事であることを意識していましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] エンジニア(機械・ものづくり系)職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

A商品の設計手法を見直して、無駄をなくしスリム化をはかったことにより、トータルで8%のコストダウンが可能になった。また、作業工程における改善提案を6件提出し、そのうち5件が採用され、作業効率をアップさせることに貢献している。

同時にルーチンワークを見直し、本当に必要な作業かどうかを検討し、最適な方法に変更。職場のチームワークについても、役割分担を見直し、効率よく作業を進められるように配置転換を提案し、実行している。

× 悪い例

作業の無駄をなくし、コストを下げることに努めている。特に、なぜかわからない無駄な設計工程があったので、その部分をなくすことを提案。

また、できるだけ日頃より、作業効率をアップさせられるよう気を配って、利益を上げることに貢献することを目指している。

また、製品を開発して特許を取得できるのも目前となってきている。同僚とも調整し、みなが気持ちよく作業ができる職場環境づくりを進めてきた。今後も、利益向上にさらなる貢献をしていきたいと考えている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

機械・ものづくり系のエンジニアの仕事は、売り上げというような観点では評価が難しいため、具体的にどのような技術貢献をしたのかということが評価のポイントとなります。

  • どのような課題が設定され、それに対してどのような業績を技術的に達成したのか
  • それは、コストダウンにつながったのか、作業効率をアップさせたのか
  • 具体的に数値化してどの程度の貢献となったのか

などについて、具体的に評価していくことがポイントとなります。

漠然としたコメントではなく、はっきりとした評価を打ち出しましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] エンジニア(機械・ものづくり系)職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

A製品の生産コストを10%削減するという目標を立て、それに向かって、設計工程、生産工程における技術的課題を設定。

課題の的確な設定に基づき、各部署における効率化を図り、期末には11%のコスト削減という、高い目標達成をすることができた。

今後は、関連各部署とのさらなる連携を図り、技術力向上にはげみ、新製品の開発をめざしてもらいたい。まずは、そのための具体的提案、設計図の作成、プロジェクトチームの人員配置、スケジュールを立ててほしい。

× 悪い例

当初の目標を上回る成績で、生産コストの削減を達成することができたのは、評価できる。無駄を削減し、作業効率をかなり改善させ、課題を達成した結果である。

今後の課題は新製品の開発である。コスト削減とは違ったアプローチが必要であることを念頭に置き、来期も頑張っていただきたい。今後の活躍に期待している。

ITエンジニア職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

ITエンジニアとしての仕事は、システムの設計や運用保守など、ITに関わる様々な知識や技術が求められるのに加え、他部署との連携など、人間関係に関わるスキルも欠かせません。

自己PRの際は、自分がこれまでの業務でどういう点に気を配り、会社全体に貢献できたかを具体的に明記しましょう。同時に自分を過度に持ち上げすぎないことも大切です。過度なアピールを避けて、今後の課題もあわせることで、謙虚な姿勢や成長への意欲も見せられます。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] ITエンジニア職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

○月までに基礎設計の完了が命じられていたシステムにおいて、作業効率を向上させるための専用ツールを作成した。これにより作業効率が2割向上し、スタッフ全員に余裕が見られるようになった。

日常業務では、他部署との連携が不十分で、連絡の行き違いが多発しているとの指摘を受けたので、昼食会など、お互いが接触する機会を積極的に設けることを計画中。日常業務でもSkypeやLineを利用し、連絡を密に取り合う環境を構築済み。

自分自身積極的に会話をするタイプではないので、昼食会などをきっかけに積極的な会話を心がけたい。

× 悪い例

納期が迫っていた基礎設計は無駄が多いと感じたため、専用のツールを作成し、提供した。結果、作業効率が上がり、部署全体の進捗に大きく貢献できた。

また、他部署からの連絡が滞ったことによるトラブルが多発。部署間のコミュニケーション不足が要因のひとつだと思われるため、早急に改善したいと考えている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

ITエンジニアには様々な知識や技術が求められ、上司も部下がどのような知識や技術を見につけているか、常に観察しながら評価していく必要があります。

更に管理業務などにつける人材として成長してもらいたいなら、自分自身の技術や知識だけでなく、スタッフ全体の作業効率の向上や、他部署の連携などを意識するといった、IT関連の知識や技術とは別の分野にも視野を広げて評価点や課題点を見つけていきましょう。

評価するべきところを見て、課題点を明確にすれば、部下の実力も自然と高まっていくでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] ITエンジニア職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

○月中に基礎設計を完了させる予定のプロジェクトにおいて、自身の得意分野としているXMLを用いた開発ツールをスタッフに提供することで、全体の作業効率を2割ほど向上させた。

自分の作業だけを気にするスタッフが多い中、周りを考えた行動を取る姿勢を高く評価したい。課題点としては、周りをよく見ようとする反面、自分のことがおろそかになることが多い。

自分だけ面倒ごとを抱え込むだけでなく、連携して作業を効率よく進められるよう、報連相をより強く意識してもらいたい。

× 悪い例

○月までに基礎設計を完了させる予定のプロジェクトがあったが、そちらで周りの作業を早めるためのサポートを行なっていた。方法については不明だが、そのおかげで作業のペースは上がった様子。

作業ペースを上げられたのは評価したいが、その分自分の仕事がおろそかになっている印象を受けたので、周りのことを必要以上に気にせず、自分のことにも集中してもらいたい。

保育士職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

保育士が最も評価を受けることは、子どもたちに事故が起こらず、安全で健康に過ごせることです。あるいは、事故が発生しそうになった状況をどのように防ぎ、そうやって改善したのかということも評価の対象になります。

子どもたちが活動しやすい環境を整えられているかというのも大切な評価のポイントです。また、保護者との関係が良好であることや、健全な交流ができているかどうかも、自己評価に加えましょう。保育士の仕事というは、数字による成績の評価が難しいため、必ず具体的な取り組みを書くといいでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 保育士職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

子どもたちとお散歩している時には一人ひとりに気を配って見守り、車道側に近づいたりしないように声をかけている。横断歩道を渡る前と後には人数を確認して、あわてずにみんなで一緒に渡るように声をかけてる。

また、保護者が子どものおむかえに来た際には、一日の様子や出来事をお話しし、保護者たちに心配事がないようにしている。子どもたちが帰る際には、明日も笑顔で来てくれるように、毎日「また明日ね」と手を振って別れるようにしている。

× 悪い例

子どもたちがけんかやケガをしないように、遊びの時間中やお出かけのときには常に見守り続けている。特に、交通事故には十分な注意をしているつもりだ。

また、からだの大きな上級生が下級生を泣かせたりせず、楽しく過ごせるようにという点にも気を配っている。保護者とのコミュニケーションも日々積極的に行って、安心して子どもを預けてもらえるように心掛けている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

保育士の仕事は売り上げや達成率といった観点で評価が難しいため、具体的な取り組みに対する評価をすることが基本となります。

  • 子どもたちや保護者とどのように関わってきたか
  • 子どもたちが過ごす環境をどのように整えてきたか
  • さまざまな課題に対してどのような方法でそれを解決してきたか

などに注意したコメントをつけましょう。

また、今後本人期待したいことや、現状の課題を明確に伝えることで今後の仕事のモチベーションにもなるので、はっきりと伝えるといいでしょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 保育士職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

毎日の生活や散歩でも、子どもたちが変わりなく元気に過ごしているか、体調が悪そうな子どもにはすぐに、何があったか、今日は少し休んでいるか、といった声かけを行うという、臨機応変な対応が大変良かった。

今後は子どもたちの人数も増加する予定だが、その気配りを発揮してもらえれば、初めて来る子どもたちにもリラックスしてもらえるだろう。

変わらずに取り組んでもらいたい。一方で、同じ子どもばかり気にしているような場面もしばしば見られたため、今後は子どもたちに対してより平等に接していけるようにしてもらいたい。

× 悪い例

気配り上手な姿がよく見られた。子どもたちからもよく懐かれており、保護者からの信頼も厚いようである。今後も子どもたちや保護者とのコミュニケーションを大切にしてもらいたい。

これから子どもたちの数が増加しても、他の保育士とのチームワークを発揮しながら、引き続き頑張ってほしい。

看護師職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

看護師に求められることは、患者や家族の話、意見をよく聞き、人格を尊重することです。そして、思いやりのある態度で接し、不快な思いをさせないこと、常に話を傾聴する姿勢を保ち続けることが出来なければなりません。

個々の看護師が立てる目標は、職場の目標にマッチした内容の設定が望ましいでしょう。不足している能力についてネガティブに書くのではなく、目標に自分自身を向上させるポジティブな意識を自己評価に加味することで、評価は向上します。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 看護師職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

誰にでも、いつでも、元気に挨拶をし、看護を行うことを心がけている。困っている患者さんひとりひとりの話をよく聞きとることで、問題の解消を手助けし、介助のスキル向上に努めている。

研修や勉強会にも毎回、参加し、自分自身の研鑽につなげることはできている。今後は病棟の業務の流れをしっかりと理解し、二か月後には患者さんの視点に沿った行動や発言ができるようになることが目標。

チームの一員として、認めてもらえるように努力を怠らないようにしたい。

× 悪い例

毎日、出来るだけ、多くの患者さんと触れ合うことに努めている。患者さんとのコミュニケーションを取り、困っていることがあれば、すぐに対応し、自分の役割を果たすのであろう。

業務に関しては、焦らず、落ち着いてから、行動するよう心掛けている。習得出来ていないことに関しては、早く習得出来るように努力したい。

そして、現場が混乱しないように、支え合いながらチームの一員として、フォローしていきたいと考えている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

看護師の仕事は、病院の利益や利用率などに直結させることは難しいため、個人目標を週間、月間、年間というスパンで、立てさせることが大切です。

人事考課においても、その目標の達成の可否について評価をすることが基本となります。その目標に対し、どのように接してきたか、そして、具体的にどうしてきたのか、ということに、コメントを付加させると良いでしょう。

本人に期待することや、抱えている課題も付加させると、相手側もより積極的になれます。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 看護師職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

毎日の忙しい業務の中で、誰にでも、元気に挨拶をし、積極的にコミュニケーションを取っている姿は、傾聴のスタイルに合致していて、大変、好感が持てる。

これからのステップアップのためにも、臆することなく、週間、月間、年間といった個人目標を立て、研修や勉強会に参加し、その目標を必ず、実現させることが出来るだろう。

ただ、患者のお話を聞きすぎる傾向が見られる。患者さんは平等。その気持ちを忘れずに、接してもらいたい。

× 悪い例

患者とのコミュニケーションも円滑であり、患者からも信頼されており、非常に頼もしい。これからも、その姿勢を継続してもらいたい。ただ、患者から対応のばらつきに、不平等だ、という意見も出ている。

対応については、ぜひ一考してみるといいだろう。これから患者が増加し、忙しくなった場合でも、現状通りの仕事ぶりが維持できるよう、他の看護師とも密にコミュニケーションを図りながら頑張ってくれることを期待している。

公務員職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

公務員と一言で言っても、仕事内容によって書き方が変わります。数字を伴った成果が出る業務に当たっていたのなら、その結果を具体的に書くと良いでしょう。

主に事務職や技術職として業務の処理に当たっており、数値を出す事が難しい場合は、仕事をどのくらい覚えたか、または作業効率の改善をしたかどうかを書くべきです。

特に業務の改善を行ったなら、小さな事でもその結果を具体的に書いておきましょう。仕事内容によって書く事は変わりますが、その一方でどんな業務に就いていたとしても、ミスが少なければ評価において大きな武器になります。積極的にアピールしましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 公務員職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

昨年から所属部署の事務業務に携わり、書類の処理など日常の一般業務を単独で行えるようになった。現在の役職に配属されて以来、業務における事務処理のミスは1度もない。

また昨年の9月10日に、上役への報告に使用されるエクセルのテンプレートの余剰部分を省いて効率化する提案をして、改善案として採用された。

この効率化によって、1回の報告で書かなければならないエクセルのシート数がこれまでの2枚から1枚に減少し、部署全体の作業効率の向上に繋がっている。

× 悪い例

昨年から現在の部署に配属されて、仕事を徐々に覚えてきた。現在も誤表記などのミスをせずに、一人で業務が行えるようになるべく、鋭意努力している。

作業の改善点などはまだ見つかっていないが、これから見つけたら改善案として提案していくつもりだ。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

国家公務員と地方公務員はどちらも基本的に、人事評価の定期評価において能力評価を年に1度、業績評価を2度行われる事になります。

能力評価は当人の自己申告や前評判などで見込める能力ではなく、実際に業務に活かされて存在が証明された能力を評価しましょう。

業績評価における判断材料は、その時の期首に被評価者からの申告や、面談での相談などを基にして設定した目標です。目標をどれくらい達成したかを見て判断してください。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 公務員職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

(能力評価)
パソコンとエクセルを用いた事務作業においてエクセルに対する知識を発揮し、エクセルのマクロ機能を駆使して業務の効率化を実現していた。

また作業における集中力が高く、書類の処理において誤記載などのミスも犯さず、非常に速いペースで仕事をこなせていた。

(業績評価)
配属して間もない頃であった期首に業務の習得を目標としていた。現在は同僚からのフォロー等が無くても一人でミスも無く割り振られた仕事ができており、目標は達成されたと判断できる。

× 悪い例

(能力評価)
パソコンに関する資格を持っており、当人も資格を業務に活かせると自信を持っている。今のところは実力が業務に活かされた事はないが、いつかその能力を活かして、何らかの形で業務に貢献してくれるものと思われる。

(業績評価)
期首に業務の習得を目標としていたが、今のところ一人で完遂できない作業が多く、未だに目標は達成されていない。しかし日々の勤務態度などは真面目であるため、その点を業績として評価するべきである。

教員職の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

教員は授業をおこなうだけでなく、行事の準備をしたり、クラブ活動の顧問をしたり、幅広い仕事があります。子供たちひとりひとりとコミュニケーションをとり、個性や才能を伸ばすことも教員の重要な仕事です。

自己評価を書くにあたり、評価期間内におこなった自分の仕事内容をできるだけ詳しく把握しましょう。次に、自分が掲げていた目標に対してそれが達成できたかどうかを評価しましょう。自己評価には現状の改善点や問題点をまとめ、それに対する解決策を添えるとより良いものになります。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 教員職で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

プリントやパソコンを使用した、わかりやすく楽しい授業を展開することで、基本事項の定着を図っている。宿題や小テストを反復することで、成績に改善がみられている。

クラブ活動に関しては効率的な練習をおこない、県大会に出場をするという目標を達成することができた。現状の問題点としては、登校が難しい生徒が多いことがある。その場合は、家庭やカウンセラーと協力しながら登校を目指して継続的に粘り強く働きかけていくつもりだ。

× 悪い例

わかりやすく楽しい授業を展開しようと心がけているが、なかなか成績が上がっていかないので困っている。特に宿題は出していないが、家庭での学習をおこなうように声かけをおこなおうと思っている。

クラブ活動に関してはチーム全体の結束力が弱いせいか、地区大会で敗退してしまった。登校が難しい生徒に関しては私から電話を時々かけているが、信頼関係を築くことが出来ず、登校には至っていない。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

上司からの評価の対象となる項目は部下が達成した成績や成果です。設定した目標に対して結果がどうであったかを評価します。教員の仕事は営業のように明確な数値目標はあまりないため、個々の仕事の出来栄えや成果が評価の対象となります。

また、成果を達成するために具体的にどのように行動したかを評価します。自己評価している内容をよく読み、できるだけ事実に基づいて褒めたり激励したりすることが重要です。あれもダメ、これもダメといった評価は避けましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 教員職で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

わかりやすく楽しい授業をおこなっているということは、子供たちや保護者からの評判も良く、テストの点数が上昇していることからも評価できる。

クラブ活動に関しても、県大会に出場をするという目標を達成することができたので、引き続き個々の実力強化やチームとしての結束力強化に取り組んでもらいたい。

登校が難しい生徒については、家庭やカウンセラーと協力して働きかけていくとしていたが、学校全体の問題であるので他の教員や我々にも相談してほしい。

× 悪い例

わかりやすく楽しい授業を展開しようとしているようだが、具体的にどのように工夫しているのかが見えてこない。

他の教員は宿題を出したりして成果を上げているようであるが、あなたのクラスの成績はあまり良いものではない。

クラブ活動で結果が出せないのは、指導方法に問題があるからではないだろうか。

登校が難しい生徒に関しては今後も増えていく可能性があるため、子供たちや保護者とのコミュニケーションを大切にしてもらいたい。

管理職・マネージャーの場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

管理職やマネージャーとして部署や店舗を預かっている以上、自己評価でアピールすべきなのは受け持っている間の結果や業績です。業績を上げるために何をしたかを書きましょう。また数値などの形で表せる結果を人事評価の期内に上げているのなら、その具体的な数値まで書くべきです。

もし事前に目標などを自己申告していたり、ノルマを設定されていたりしたなら、どれくらいその目標を消化できたかも書くと良いでしょう。管理職は業績を上げることを通して部下を成長させることが求められています。そのために何をしたかも書きましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”]管理職・マネージャーで評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

店舗のマネージャーに就任してから業務全体のマニュアル化による簡便化を徹底し、店舗の売上が前期比で16%増加することができた。
現在までの売上で、すでに今期の自己目標とノルマを達成している。

業務の簡略化に合わせて勤続2年目、3年目のスタッフに、新入社員と新入のアルバイトの教育を任せていた。

その結果、新入社員とアルバイトの各員を、それぞれのシフトに補助をつけずに組み込めるまで教育できた上に、教育に当たったスタッフに責任者としての役を担う上での自信をつけさせる事にも成功した。

× 悪い例

春からマネージャーとしてこの店舗に配属されて以来、設定した自己目標やノルマの達成をするために奮闘している。

最近になってようやくスタッフ一同とも顔なじみになり、店舗がにわかに活気づいてきた。おそらく、これから業績を上げていくことができるだろう。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

管理職についている社員の評価は、一般的に担当している部署や店舗の成績で判断します。自己目標を設定させて達成できたかどうかなど、具体的な数値を見るべきです。

管理職は教育など裏方の仕事も担うため、個人の営業成績など一般社員と同じ評価基準を適応すると、不当に低い評価を下してしまう可能性があるため、注意が必要です。

管理職はその部署に所属している社員に、それぞれの目標を達成させるのが仕事です。リーダーシップや目的のためのマネジメント能力などに着目して評価しましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 管理職・マネージャーで評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

営業部社員から地区のマネージャーに就任してから、担当している部署が自己目標とノルマ共に、前期よりも早く達成している。

当人の営業成績は就任前より低下したが、部下の営業成績は総じて上昇しており、十分にマネジメントを果たしていると判断した。

要求されている成績を達成しつつ、部下に無理のない仕事の配分をする事に長けている。部下の社員からヒアリングした限り、成績が伸び悩んでいる社員に対する指示の内容も的確であり、管理者として優秀である。

× 悪い例

管理職に就任した部署の成績はある程度伸びてはいるが、当人の営業成績は前期より目に見えて落ちている。

部署に在籍している社員からヒアリングした限り、部下の面倒はよく見ているようではあるが、自身が担当している業務の手を抜いてよい理由にはならない。元は非常に優秀な営業成績だっただけに、今後はさらなる努力を積んで欲しい。

部下を育成し、目標を達成させる「1on1」とは?

・1on1の進め方がわかる
・部下と何を話せばいいのかわかる
・質の高いフィードバックのコツがわかる

効果的に行うための1on1シート付き解説資料をダウンロード⇒こちらから


【評価業務の「めんどうくさい」「時間がかかる」を一気に解決!】

評価システム「カオナビ」を使って評価業務の時間を1/10以下にした実績多数!!

●評価シートが自在につくれる
●相手によって見えてはいけないところは隠せる
●誰がどこまで進んだか一覧で見れる
●一度流れをつくれば半自動で運用できる
●全体のバランスを見て甘辛調整も可能

カオナビの資料を見てみたい

評価種類別コメント例

業績評価の場合(目標を達成した場合)

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

目標の達成度については、可能であれば数字を使って明確に記し、取り組みが不十分だった部分については改善点を書いていくことがポイントとなります。具体的な数字を用いながら目標を達成出来たかどうかを評価すると、自己評価にも客観性を保てるでしょう。

さらに、次を見据えた改善点を明記することが大切です。どうして目標を達成できたのかを詳しく分析しましょう。

目標達成という結果だけでなく、自己分析と今後も目標を達成するための仕事における改善点についても記載するのが望ましいです。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 目標を達成した場合で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

今月は、先月と比較すると、売上○%アップ、新規顧客の獲得では、東エリアを中心に、○人を目標とした。その結果、売上、新規顧客数共に、目標を達成することが出来た。

私は、東エリアを中心に絞った営業を行ったが、東エリアでは、年配の方が多く、商品の需要が高いことを改めて認識した。

来月からは、北エリアの市街地を中心に営業を行う。これは調査の結果、団塊世代の住人が多いことが判明したからである。

× 悪い例

今月は、先月と比較すると売上が好調で、早期に目標を達成することができた。また、新規顧客の獲得についても、営業を懸命に行った結果、目標を達成することができている。

私は、東エリアを中心に営業を行ってきたが、東エリアでは、商品の売上が高く、今後も、まだまだ、売れる可能性があると感じている。このまま徹底した営業活動を行うことで、売上を維持していきたい考えている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

何人か部下がいる中では、それぞれの経験年数、経験度、あるいは、役職なども考慮し、それぞれの実力や特性に配慮する書き方がポイントとなってきます。まずは、その部下が保持している実力を褒めることが必要です。

しかし、それが日々の行動に結びついているかどうかをチェックし、結びついていなければ、激励や指導としてコメントをする必要性があります。

目標を達成している場合であっても、今後改善の必要があるならば、褒めることだけではなく、激励も必要となるのです。そのバランスと必然性には気をつかいましょう。また、褒めることは必要ですが、ほかの社員と比較するような文言は避けるべきです。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 目標を達成した場合で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

今期の予算を達成出来たことは本人の努力の賜物である。長年の経験から導き出される行動及び商品知識の深さ、そして、関連知識の豊富さは課内でトップクラスと言える。課内の勉強会では、他メンバーに教えられる力を保持しており、今後にも期待が持てる。

しかし、今期の予算は達成したが、係長昇進後であり期待値には届いていないことは確かである。今後は、チーム内のお手本となり、名実共に係長に相応しい行動を取れるよう、期待する。

× 悪い例

今期における予算達成は素晴らしい。課内だけではなく、チームへの貢献度も高く、行動及び商品知識の深さにはこれからも、期待する価値がある。

課内の勉強会でも、他メンバーに直言出来る力を保持しており、他の先輩よりも、行動力もあるので、課内の評判も良く、信頼されている。

しかし、予算達成したとはいえ、具体的な行動としては、乏しい。顧客からの連絡事項においても、不備が多い。規律の緩みには、気をつけて欲しい。

業績評価の場合(目標が未達成だった場合)

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

結果は数字で判断されてしまいますが、人事考課では今後どう改善していくかを示すことが大切です。原因を理解した上で、アプローチの方法やプロセスをきちんと説明しましょう。

数字上では目標が未達成であっても、当初の計画以外に上がった実績や活動に際し、心掛けたポイントを記載することも良い方法です。目標が未達成であっても、達成に向けて、努力していた姿勢や、反省点などを明記し、次回への意気込みも明記しましょう。

次回に向けての取り組みは、「頑張る」のような抽象的なものではなく、具体的な行動方針を掲げる必要があります。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 目標が未達成だった場合で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

2017年6月期決算の結果、私の担当する○○グループ様に対する売上高は、前年同期比約5%の微増でしたが、営業利益では、約20%の減益となった。

今後の方策としては、店舗に対する営業活動を強化し、毎日3~4店舗を訪問。有利な売場の確保と、販売方法の提案を行い、各店での当社商品の販売量アップに貢献したいと思っている。
従来の営業活動の過ちを反省し、新方針での、新境地の開拓を目指す所存だ。

× 悪い例

2017年6月期決算の結果、私の担当する○○グループ様に対する売上高は、前年同期比で微増となったが、営業利益では、減益となった。減益については、メーカーからの原材料の仕入原価が上昇したことで、売上利益が圧迫されたことが原因であると思われる。

私の努力不足によるところも大きいため、今後は営業によりいっそう力を入れ、販売量アップに貢献したいと考えている。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

部下の評価においてもっとも大事な項目は、部下が達成した成果や成績です。営業系であるなら、営業成績がそれにあたります。評価コメントは、その成績や成果を達成するために努力した日々の具体的行動に対して的確に指摘しましょう。

営業系であるならば、顧客や市場に対して、どんなアプローチをしたかという日々の営業活動の詳細も評価しなければなりません。部下の内面に蓄積されている知識力や記述力は観察しておく必要があります。

改善点を挙げる場合、漠然とした指摘は不信感を与えかねないため、理論立てて説明しましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 目標が未達成だった場合で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

市場の攻略方法に計画性が乏しく、終盤になり、諸対策を講じたが、目標に届くことが出来なかった。当社営業担当の9割が予算達成を成し遂げた中での未達成は、明らかに努力不足であることは否めない。

ただ、他の営業担当との連携は非常に円滑に進んでおり、よく気を配っていた。特に、自分の担当以外への顧客に対しても、常に配慮を怠らない接客の姿勢は評価に値する。チーム全体が目標を達成できたことには大きく貢献してくれたと感じる。

× 悪い例

今期の目標未達成は、日頃から、スタートに勢いが感じられないことが原因であると感じる。営業数値も芳しくないので、来期は頑張って欲しいと感じる。

そして、各店舗への訪問活動に計画性が存在しない。顧客の都合と表現しているが、出発時間が遅く、結果的には、営業活動時間を相当、減らしている感は否めない。待機時間は、他の顧客との連絡などに当てる工夫が必要である。

後輩への面倒見は良いので、もっと、見本になって欲しい。

目標が未達になる原因とは?【報告に使える要因例】
目標未達とは、「個人やチームで目標を設定してアクションプランを実行したものの、目標を達成することはできなかった」というもので、企業内で頻繁に起こる現象です。 こうした目標未達になってしまった際、上司は...

能力評価の場合

部下(被評価者)の自己評価コメント例

書き方のポイント

能力評価とは、仕事内容に対する評価のことであり、企画力、実行力、問題把握力など、その人自身が保有している力がどれだけ、発揮出来たかを見るということです。難易度の大きい仕事の達成度や、緊急時、突発時の対応の方法や結果を明記することが評価ポイントとなります。

仕事内容に対する評価ですから、評価の基準となる具体的な数値を用いながらも、目標とその目標に向けてのプロセスをしっかりと、明示することが必要です。

次回の目標についても、今回の取り組みと結果を踏まえ、現実的かつ会社に貢献できる数値を設定してください。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”部下の場合”] 能力評価で評価される側[/speech_bubble]
〇 良い例

今年度の売上予算額は13,000千円と、前年度よりも15%上回る予算であったが、売上達成額は15,000千円となり、売上予算額よりも2,000千円上回った。達成額については、前年度比よりも20%上回っている。

今年度は前年度比より、15%上回る達成予算を定めたため、訪問件数を前年度から1.5倍に増やし、その甲斐あって達成額を押し上げた。来年度は、更に達成額を20%押し上げたい。

× 悪い例

本年度の売上予算額は、前年度を上回る予算であったが、売上達成額は、売上予算額を上回ることが出来た。そして、前年度比も、かなり、上回ることも出来た。

今年度は、前年度比よりも上回る予算を定めたため、訪問件数を大きく増加させたことが要因だろう。来年度は、今年度よりも、達成額を35%押し上げたいと考えている。ライバル会社に引けを取らぬよう、訪問件数を更に増やしていくつもりだ。

上司(評価者)のコメント例

書き方のポイント

能力を測るのに指標となるのは、やはり部下の実績です。部下が達成した成績や成果に対し、結果がどうであったかをチェックしましょう。

その成績や成果を達成するために、努力した日々の具体的行動についても、把握することが必要です。

注意しておくべきことは、発揮している部分は表面化していて理解しやすいのですが、部下の内面に蓄積されている成長については、気付いて観察することが必要という点です。表面的な結果や行動をなぞるだけの評価にならないよう気を付けましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”上司の場合”] 能力評価で評価する側[/speech_bubble]
〇 良い例

高い売上予算額(前年比120%)を設定し、前年度を上回る売上達成額(125%)を達成出来たのは、本人の弛まぬ努力の賜物である。

本年度の中間時点では、達成率が70%を切っていたのを中盤から盛り返し、長所である何事も諦めない精神力で、予算達成を成し遂げた。

ただ、来年度は、売上達成額は、前年比20%といわず、30%と強気に転じて欲しい。また、利益率の低さ(20%以下)を克服し、来年度は、利益率を20%以上に転化させて欲しいと願う。

× 悪い例

高い売上予算達成を達成したとはいえ、まだまだ、不備な点も存在している。営業日報にも、不備が多く、顧客からの問い合わせの連絡があったときも、連絡が取れないときが存在するなど、規律の面で直すべきところは多い。

しかし、今年度の売上予算達成は、素晴らしい。チームへの影響力、営業能力は他の同僚より、秀でているので、非常に期待している。来年度はもっと高い売上予算の設定、達成を望んでいる。必ず、出来るはずである。

人事評価は人事、上司、部下すべての関係者にとって負担です。
カオナビでシステム化し、煩雑な紙やExcelでの運用から脱却しませんか?
【公式】https://www.kaonavi.jp にアクセスしてPDFを無料ダウンロード

その他のコメント例

異動・転勤を希望する場合

コメント例

書き方のポイント

最も気を付けなければならないことは、異動を希望する理由です。スムーズに話を進めるためにも、異動届の理由を書くポイントを確立しておきましょう。異動したい理由をポジティブに伝えることが大切です。

前向きな理由であれば、会社も納得させやすいでしょう。現在の仕事とは別にやりたい仕事があるのであれば、それをはっきりと伝えるようにしてください。

その際、ただ「やりたい」というのではなく、キャリアアップによって仕事の幅を広げたい、現在の経験を他部署で活かせると感じたなど、異動することによって会社に貢献出来るという熱意が伝わるように作成するのがポイントです。

〇 良い例

私は入社以来4年間、製造の現場で図面が製品化される行程を実際に体験するとともに、製造工程の効率化やアイデアを提案し、実現してきました。

この貴重な4年間の経験で得た経験を、入社当初の希望であった設計業務に活かしたいと考えるようになりました。

経験や技術はまだまだ未熟であることは、重々承知しておりますが、何卒、設計部への転属をご検討していただけますよう、お願いいたします。

× 悪い例

私は入社以来4年間、製造の現場を体験してきました。入社当初は設計に携わることを希望していましたが、やはり設計業務に携わりたいという思いが日々強くなってきました。

やりたいと思う気持ちは、誰にも負けません。経験や知識はまだまだ、未熟であることは、重々承知しておりますが、何卒、設計部への転属をご検討していただけますよう、お願いいたします。


【人事評価運用にかかる時間を90%削減!】

評価シートの作成、配布、集約、管理を全てシステム化。
OKR、MBO、360度評価などテンプレートも用意!

●作成:ドラッグ&ドロップ評価シートを手軽に作れる
●配布:システム上で配るので、配布ミスや漏れをなくせる
●集約:評価の提出、差戻はワンクリック。進捗も一覧でわかる
●管理:過去の結果も社員ごとにデータ化し、パッと検索できる

カオナビで人事評価を【システム化】することで、評価の“質”や“納得度”を上げるような時間の使い方ができます

人事評価システム「カオナビ」の詳細を見る(https://www.kaonavi.jp/)

人事評価コメントのQ&A

人事評価シートに記載するコメントの基本は、事実に客観性を持たせることです。部下の自己評価においても、上司によるフィードバックにおいても、俯瞰的な視点から物事を捉える書き方が求められます。 客観性のあるコメントには、過大評価や過小評価を防ぐ効果があります。第三者の視点に立ち、まずはコメントを書いてみましょう。
数値をともなう成果がある場合には、その結果を具体的に書きましょう。 事務職や技術職で、数値化できない業務に従事している場合には、業務遂行における作業効率や、作業において改善した点などを記載しましょう。 基本的には、ミスなく業務を遂行していることが評価ポイントとなります。プロセス評価ですから、小さなことでも努力した点を積極的に記載しましょう。
避けるべきは、主観的な指摘です。漠然とした内容ではなく、具体的なフィードバックを心掛けると、客観性を担保しやすくなるでしょう。 低評価の部下に対する評価コメントには、細心の注意が必要です。書き方によっては評価自体に不信感を与えてしまうため、論理的に筋道を立てて、評価の理由を記載しましょう。