自分の会社に適した評価制度を見つけ、決算期に合わせて運用スタートするとスムーズです。
ベンチャー企業の場合、まずはどのような会社に成長したいのか、そのためにはどのような社員が必要なのかを考えてみましょう。
会社にとって理想の社員を育てるためには、どのような方法が必要なのかを探り、自分の会社に適した評価制度を見つけなくてはいけません。そして、いいと思ったものはとにかく実行してみることが大切です。
また、導入の時期としては決算期に合わせてスタートすると運用がスムーズになります。
人事評価を取り入れるまでの工程
人事評価を取り入れるまでの工程をまとめると、次のような流れになります。
- 会社が目指すものとは何か、どのような人材が必要かを明確にする
- 理想の社員を育成するための手段を探る
- セミナーや書籍などで既存の制度について調べる
- 人事制度の大枠を作成
- 人事制度の詳細を作成
- テスト導入
- 完成、運用開始
まずは土台となる会社が必要としている人材はどんな人物なのか、社員にどう成長して欲しいのかをはっきりさせることが最も重要です。
社員を評価する際に重視すること
未来への期待値で会社を動かしているベンチャー企業の場合、社員を評価する際には下記のような内容も重視するといいと思います。
- 現状の実績とともに、将来への期待度も評価する
- 「どんな能力を持っているか」よりも「仕事に能力が発揮できているか」を重視
〇〇制度や○○法と決められた制度をそのまま導入しなければならないわけではありません。目標管理や人事考課などのなかから、貴社に必要だと思う考え方だけを取り入れてもいいのです。
人事評価の一番の目的は、社員を成長させること
まだ社員数の少ないベンチャー企業は、場合によっては社員全員の意見を聞くことも可能だと思います。
社員が考えていることをヒアリングし、会社の意思をしっかりと伝えていくことで、全員が同じ方向を向いて仕事をすることができます。
人事評価の一番の目的は、社員を成長させることだと忘れずに、貴社に合った制度を構築してみてください。