研修は通常業務の時間を削るため、必要性を感じない場合には受けても意味がないと思われがちです。「時間がもったいない」「面倒だ」と感じている社員はどの企業にも少なからずいるのではないでしょうか。
そのような意識を変えるためには、次のような方法があります。
- 普段から社員の意識教育に力を入れる
- 研修時、できていないことを気づかせる質問をしてみる
- 研修後も課題などを出して継続的に勉強する環境をつくる
「意味がない」と感じる原因となる、受講者側・人事側の問題
研修を受けても意味がないと思われてしまうのには、受講者側の問題と人事側の問題があります。それには以下のような理由が考えられます。
- 受講者の意識やモチベーションの低さ
- 会社側が研修の必要性を伝えられていない
- 社員の意識教育の不足
これらが不足してるために、研修に意欲的に取り組むことができず、後の仕事にも反映されません。
結果的に時間とコストの無駄になってしまいます。
研修の必要性を認識させるために、研修後のフォローや社員の意識改革を
これらの問題を解消するためには、研修が終了したらそれで終わりにせず、継続的に確認や学習を行うことが大切です。時間があればフォロー研修、時間がなければ課題を作成して定期的に提出を求めてみてください。
また、「研修が必要ない」と思っている社員には、足りないことを自覚してもらう必要があります。
「部署内でコミュニケーションは取れていますか?」「今抱えている問題は何ですか?」など、現状の問題を気づかせるような質問をしてみてください。
そもそもの社員の意識を変えることも重要です。特に新入社員への教育は、業務内容だけでなく社会人としての意識について教えていくのも必要なのです。
自分に足りないものを自覚し、社会人としての意識を高める
受講者側の意識が変わらない限り、研修内容に力を入れても不満を減らすのは難しいといえます。
まずは社員が自分に足りないものを自覚すること、社会人としての意識を高めること、研修後も内容を無駄にせずフォローをすることが研修の質を高めるはずです。