研修の内容はどのように設計すれば良い?

研修設計では、まず初めに研修の目的を固めることが大切です。目的が明確になっていないと、そのために必要な項目をそろえることができません。

目的が決まったら、研修が目指す難易度を決めます。知識をレクチャーするだけなのか、応用までできるようにするのか、など、何ができればその研修は成功なのかを設定します。

次に対象者を決め、講師、日時、会場などの細かい部分の手配を進めていきます。

目標をできるだけ具体的に設定する

ポイントは目標を明確にすることです。そのためには、現状には何が足りなくて何があればいいのかを考える必要があります。

足りないものと理想の状態がわかれば、その理想に近づけることが研修の目標となります。このとき、誰に向けた何のための研修なのかも含めて、目標はできるだけ具体的に設定しましょう。

たとえば、中堅社員の問題解決能力をアップさせることが目標である場合、「研修中のグループワークやディスカッションによって、チームが問題解決策を導き出すことができる」というような目標を立てます。

この目標は、研修の成果としても考えられるので、効果測定の際の指針にもなります。

研修内容を固める

目標が決まれば研修に必要とされる内容も固まります。対象となる社員や講師、日時、会場、タイムスケジュール、効果測定の方法などを決めていきます。

講師を決める際には、予定している研修の内容に合わせた適任者を探しましょう。

講師の授業を受けることが中心の講義形式なのか、グループディスカッションやロールプレイが中心のワークショップ形式なのかを決めることで、講師やタイムスケジュールを固めていきます。

何を目的とした誰のための研修なのかを明確にする

研修を企画するためには決めなくてはならないことが色々とあり、何から手をつければいいのかと困ってしまうことも多いと思います。

まずは何を目的とした誰のための研修なのかを明確にし、その目的に沿った内容を決めていきましょう。