OJTの実施計画・スケジュールはどう立てれば良い?

OJTの計画は、次の順に進めていくとスムーズです。

  1. 目標設定
  2. 現状把握
  3. スケジュール作成

まず目標設定は「目標テーマ」「達成基準」「達成手段」を決めていきます。

次に「現状把握」では、社内で人材育成に関して起こっている問題点を確認して書き出していきます。

最後に作成した計画をスケジュール化することで、失敗を防ぐことができます。

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段階的にレベルアップしていけるよう目標を設定するとより効果がアップ

目標設定では、次の内容を具体的に決めていきます。

  • 業務を行うためにはどのようなスキルが必要なのか
  • どのくらいのレベルが求められるのか
  • 目標スキル習得のための教育手段

OJTを行う上では、目標とするレベルに達するにはどのように教育したらいいのかというのが非常に重要です。

また、期間を区切って目標を設定することもポイントのひとつです。

例えば新入社員を例にあげると、「内定式~入社」→「入社から3か月」→「新人研修終了後」というように期間を区切り、段階的にレベルアップしていけるよう目標を設定するとより効果がアップします。

区切った期間ごとになるべく細かく設定することがポイント

現状把握では、配属部署の中でヒアリングを行い、現在の上司と部下との関係性や業務に対しての理解度などについて情報を集めます。

そこで得た情報の中から、現状の問題点を見つけて書き出していきます。

最後に、目標設定と現状把握をもとに計画票を作成します。達成目標や教育手段、問題点などをまとめる他、教育スケジュールを組んでいきます。

区切った期間ごとになるべく細かく設定することがポイントです。

目標設定と現状把握という2本柱で進めていくことが大切

OJT計画は、目標設定と現状把握という2本柱で進めていくことが大切です。

人事部の考えだけに偏らないよう、できるだけたくさん現場のヒアリングを行うといいかと思います。

OJT計画は大変で時間のかかる作業ですが、目標やスケジュールなどしっかりと形にしておくことは、OJTを成功させるのに欠かせないものと言えるでしょう。