社内アンケートですぐに活用できるWord、Excel、PDFのテンプレートを紹介します。効率的な社内アンケートの実施にお役立てください。
社内アンケートの流れやテンプレート活用のポイントも解説しています。
Word、Excel、Googleフォーム、社内アンケートシステムのメリットやデメリットも紹介していますので、テンプレートと一緒にチェックしてみてください。
目次
1.社内アンケートの無料テンプレート【Excel・Word・PDF】
すぐに使える社内アンケートのテンプレートをExcel形式やWord形式、PDF形式でご用意しました。従業員満足度調査と360度評価のテンプレートがあります。
無料でダウンロードが可能です。用途に合わせてぜひ業務にお役立てください。
従業員満足度調査の無料テンプレート
全13項目、70問の質問で構成された従業員満足度調査のテンプレートです。そのままでもご利用いただけます。「ダウンロードはこちらから」をクリックするとダウンロードされます。
集計がしやすいExcel形式
Excel形式シート⇒ダウンロードはこちらから
ご利用されているPCのディスプレイ解像度の倍率が100%以外の場合、シートのレイアウトが崩れる場合がございます。ご利用の際はディスプレイの解像度の倍率を100%に設定の上ご利用ください。
印刷して使いやすいWord・PDF形式
Word形式シート⇒ダウンロードはこちらから
PDF形式シート⇒ダウンロードはこちらから
従業員満足度調査とは?【わかりやすく解説】質問項目例
Excel、紙の調査シートをテンプレートで楽々クラウド化。
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360度評価の無料テンプレート
360度評価シート(管理職用)
リーダーとしての素質と実務能力を評価するためのシートです。
360度評価シートテンプレート(管理職用)のダウンロード
「ダウンロードはこちらから」をクリックするとダウンロードされます。
Excelシート⇒ダウンロードはこちらから
印刷して使えるPDF⇒ダウンロードはこちらから
360度評価シート(一般社員用)
一般社員としての振る舞いや実務能力を評価するシートです。
360度評価シートテンプレート(一般社員)のダウンロード
「ダウンロードはこちらから」をクリックするとダウンロードされます。
Excelシート⇒ダウンロードはこちらから
印刷して使えるPDF⇒ダウンロードはこちらから
360度評価とは? 目的やメリット・デメリットをわかりやすく
360度評価テンプレートで、Excelや紙の評価シートを楽々クラウド化。
人事評価システム「カオナビ」で時間が掛かっていた人事業務を解決!
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2.社内アンケートとは? 目的や流れ
社内アンケートとは、従業員から社内環境やマネジメントなどについてアンケート形式で意見・要望を調査するサーベイのことです。組織の現状把握や取り組むべき課題の明確化に活用されます。
社内アンケートを活用し従業員満足度を高めれば、離職率の低下や業績アップにつながります。今では大企業の30%が取り入れており、導入する企業が年々増えている人事施策です。
社内アンケートを実施する目的
社内アンケートを実施する目的は、主に次の3つです。
経営改革、組織改革
社内アンケートを行うことで、現在の経営や組織についての問題点を発見できます。今後の経営改革や組織改革の方向性を定めるのに役立ちます。
職場マネジメント
普段、従業員一人ひとりの本音を引き出せる機会はなかなかありません。社内アンケートで仕事や上司に対して感じていることを聞き出すことでマネジメントに活用でき、モチベーションの低下を防ぎます。
人事施策立案
従業員の不満や要望を知る社内アンケートは、新たな人事施策の立案に役立てられます。また、定期的なアンケートによって新たな施策の効果測定もできます。
社内アンケートの流れ
社内アンケートとは? 作り方、2種類の調査、手順、効果、従業員満足度
企業価値創出には「従業員満足度」が欠かせないといわれています。その従業員満足を測る際に用いられるのが、ハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)です。
それによると、職務満足を決める要因は「衛生要...
3.社内アンケートのテンプレートが必要な理由
社内アンケートを0から作成しようとすると膨大な時間がかかります。テンプレートを活用すれば、社内アンケートを一から作成する手間が省け、スモールスタートではじめられます。
テンプレートをうまく活用し、人的コストや費用をなるべく抑えて効率的に社内アンケートを実施しましょう。
4.テンプレートを活用する際のポイント
テンプレートは、どの企業でも使える汎用的な作りになっています。そのため、そのまま使いまわしていると社内アンケートを形骸化させてしまう恐れもあります。
そうならないために必要なポイントをおさえましょう。
自社の目的に合っているかを確認する
「なぜ社内アンケートを行うのか」という自社の課題と目的を明確にして、目的に合った質問項目を採用しましょう。必要に応じて追加、削除するなどのカスタマイズが必要です。
PDCAを回す
社内アンケートは定期的に行うのが一般的ですが、形骸化させてしまっては意味がありません。常に結果と分析を踏まえて、目的に合った調査ができているのかを振り返り、PDCAサイクルを回していく意識を持ちましょう。
PDCAとは?【意味を簡単に】サイクルの回し方、OODAとの違い
PDCAは、多くの企業で採用されているセルフマネジメントメソッドです。
改めてPDCAがどのようなメソッドなのかを考えるとともに、メリットや問題点、PDCAが失敗する要因や効果的に回していくポイントな...
5.社内アンケートを効率化するツール4選
社内アンケートを効率的に行うにはどの形式やツールがよいのでしょうか。Word、Excel、Googleフォーム、社内アンケートシステムの4つについてメリットとデメリットをご紹介します。
Word
メリット
- 印刷に適したフォーマットを作りやすい
デメリット
- 回収状況の確認、集計、分析が手作業になる
- 過去データの管理がアナログになり(検索性が低い)、場所を取る
- (Officeソフトが使えない場合)費用がかかる
紙で配布・回収・管理したい
Excel
メリット
- 集計や分析がしやすい
- チェックボックスやプルダウンなどの回答方法が使える
デメリット
- 集計、分析は得意だが別途データを入力する必要がある
- (フォーマットで使用する場合)全社員がパソコンを使える環境にないと回答が難しい
- (フォーマットで使用する場合)回答状況の確認が手作業になる
- (Officeソフトが使えない場合)費用がかかる
Googleフォーム
メリット
- 無料で使える
- URLで配布が可能で、展開しやすい
- スマートフォンからでも回答が可能
- 記入漏れを防げる
デメリット
- 回答状況の確認は手作業になる
- 集計、分析はスプレッドシートやExcelを使うことになる
アンケート作成〜回収を無料で効率的に行いたい
社内アンケートシステム
メリット
- システム内でアンケートの作成、配布、回収、集計ができる
- 回答状況がパッとわかる
- URLで配布が可能で、展開しやすい
- スマートフォンからでも回答が可能
- 過去データの管理、活用がしやすい(検索性に優れている)
- 記入漏れを防げる
デメリット
- 費用がかかる
過去の回答をシステム上で管理したい
6.社内アンケートのテンプレートで使う質問項目
社内アンケートの質問項目は、大きく次の3つに分けられます。
- 基本情報に関する項目
- 満足につながる「動機付け要因」に関する項目
- 不満につながる「衛生要因」に関する項目
社内アンケートの質問では、ハーズバーグの「二要因理論」を応用することで満足と不満の要因を特定しやすくなります。
社員の満足やモチベーションアップにつながる「動機付け要因(仕事内容、達成、承認など)」と、不満の原因となる「衛生要因(上司や同僚との関係、職場環境、労働条件)」に分けて項目を作成していきましょう。
基本情報に関する項目
性別、年齢、所属部署、役職、勤続年数などに関する項目です。
特定の質問項目と属性を掛け合わせるクロス集計で活用すれば、属性ごとの傾向を分析できます。
満足につながる「動機付け要因」に関する項目
仕事内容について
自身の業務量や仕事内容が、役職や等級に見合った適切なものであるかをはかる項目です。
たとえば、「現在の業務にやりがいを感じている」「仕事内容が自分に合っていると感じている」などの質問です。
育成状況について
業務を通じて得られる知識や能力、成長感をはかる項目です。
たとえば、「業務内容に自分の得意分野を活かせている」「業務を通じてスキルアップに成功したと実感している」などの質問です。
仕事の継続について
勤続意向や組織への愛着をはかる項目です。
たとえば、「達成したい具体的な目標がある」「現在の業務が自身の成長につながっていると感じられる」などの質問です。
不満につながる「衛生要因」に関する項目
職場について
職場環境に対する満足度をはかる項目です。
たとえば、「社内設備やインフラが充実していて集中できる環境が整っている」「職場の人間関係が円滑であると感じている」などの質問です。
上司について
上司との関係性や信頼感、指導援助などについての項目です。
たとえば、「上司と相性がよいと感じている」「上司と業務上必要な連携が適切に取れていると感じる」などの質問です。
会社風土について
社風が文化として根付いているかをはかる項目です。
「挑戦しやすい風潮がある」「市場変化に迅速に対応していると感じられる」など、自社に根付かせたい文化やマインドを質問します。
処遇について
人事評価や給与、労働時間についての満足度をはかる項目です。
たとえば、「人事評価に公平性を感じられるか」「業務内容に応じた報酬が得られているか」「休暇、休日が取りやすい環境にあるか」などの質問です。
福利厚生について
福利厚生に関する満足度をはかる項目です。
企業独自の福利厚生制度について、「知っているか」「利用しているか」「満足しているか」などを聞きましょう。
経営について
企業の経営や経営陣に対する満足度をはかる項目です。
たとえば、「企業の経営に対して将来性があると感じる」「企業理念に共感できる」などの質問です。
人事施策について
研修制度やOJT制度など、会社で実施した人事施策に関する満足度をはかる項目です。
たとえば、「必要な研修を受けられていると感じる」「OJT制度は新人教育として機能している」などの質問です。
コンプライアンスについて
法律を遵守した経営が実施されているかをはかる項目です。
たとえば、「セクハラやパワハラなどのコンプライアンス違反はない」「コンプライアンス違反への対応に安心できる」などの質問です。
社内アンケートの質問例100選!作り方のポイントもわかりやすく
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従業員満足度調査アンケートの質問項目例|作成の注意点とは?
満足度調査から従業員のびっくり退職を防ぐ!
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従業員満足度調査のアンケート項目例とは、一...
7.社内アンケート依頼文のテンプレート
社内アンケートをメールで展開する際の依頼文サンプルです。
件名:【重要】社内アンケート ご協力のお願い
社員各位
お疲れ様です。 〇〇部の〇〇です。
さて、この度当社では組織改善のため社内アンケートを実施することになりました。
つきましては、アンケートへのご協力をお願いいたします。
ご回答いただいた内容をもとに今後の組織改善に役立てまいりますので、お忙しいところ恐れ入りますが【◯月◯日(◯)◯:◯◯】までにご提出ください。
▼アンケートURL
https://www.~~
・所要時間は〇分です。
・匿名ではなく記名アンケートとなります。
皆様の率直なご意見をお待ちしております。
依頼文のポイント
社内アンケートは、より多くの社員から回答を集めることで信頼性を増し、重要な意見なのかどうかを判断できるようになります。
より高い回収率にするために、依頼文では次の3つを意識しましょう。
- 要件をはっきり簡潔に
- 所要時間を明記する
- 匿名か記名かを明記する
信頼度の高い情報として結果を扱うには、95%以上の回答率が必要です。
提出者を管理し、締切日の3日前、前日、当日にリマインドをするといった工夫も必要になります。