活用テクニック

課題

店長業務に必要なスキルを統一し、ブレのない育成を実現したい

店長業務で必要なスキルを入社後3年以内に習得する育成方針を会社で立てている。店舗ごとに店長が社員育成に携わっているが、必要なスキルが明示化できていないため育成内容にバラつきが出ており、社員のレベルに差が出ている。また、”誰が何を出来るか”“誰がどこまで出来るか”という現在の育成進捗を記録として蓄積していない店舗もある。よって、異動や配置転換の際、社員の育成状況が口頭や感覚値での共有になってしまい、より一層バラつきが生まれる原因となっている。共通のスキルセットを定義、記録を習慣化し、ブレのない育成を実現していきたい。

施策概要

全店舗共通のスキルを策定し、面談時に達成度合いの確認・記録をする

習得して欲しいスキルと達成度合いをチェックするためのシートを作成しました。シートの更新は毎月行っている面談時に店長と社員が一緒にレベルチェックを行っているため、双方の認識に齟齬が発生しにくい運用にしています。更新したシートを毎回社員本人に印刷しているため、自身が習得すべきスキルを把握しながら日々の業務に取り組める状態となっています。また、全店舗で共通のシートであるため、店長や社員に異動が発生してもチェック項目と達成基準が変わることなく育成を行うことができます。

  • 必要なスキルとレベルを定義し、全店舗の共通指標とする
  • 店長と社員が一緒にレベルチェックを行い、記録する
  • 社員に開示することにより、習得すべきスキルを認識させる

カオナビを使った解決策

スキルが一覧化されたシートを作成し、閲覧や編集を行えるようにする

『プロファイルブック』に必要なスキルが一覧化されているシートを作成しました。

店長業務に必要なスキルを定義しておくことで、注視すべき点や現状の不足点を見える化することができました。各スキルのレベルチェックを選択形式にしたことで、店舗間でのバラつきがなくなりました。そのため、個々に不足しているスキルが分かりやすくなったことはもちろん、全社的に実施すべき研修内容が明確になりました。

店長が担当している店舗の社員のシートを閲覧・編集できるよう、設定を行いました。その他、経営陣やエリアマネージャーといったマネジメント層は全社員分閲覧できるようにしています。

シートを紙で手渡せるようにする

店舗で働いている場合、社員はパソコンを見る機会がほとんどないため『プロファイルブック』にシートが公開されていても、すぐに確認することができません。そのため、面談後に更新したシートを帳票として紙に出力し、パソコンがなくても確認できる状態にしました。あらかじめExcelで作成した帳票ひな形を設定することでいつでもダウンロードが可能となります。

ダウンロードした帳票は『プロファイルブック』のシートに入力した内容が反映された帳票となるため、新たに何かを書き足す必要はありません。

帳票は一括ダウンロードができ、店舗の所属社員全員の面談が終わってからまとめてダウンロード・印刷することも可能です。

カオナビ設定手順

  1. 『管理者機能トップ>レイアウト設定』でシートを作成する
  2. Excelでシートの帳票ひな形を作成し、登録する
  3. シートを閲覧・編集、帳票をダウンロードできるように、権限設定と ユーザー登録を行う

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