ユーザー会レポート

誰にどこまで見せる?多店舗展開企業ならではの共通のお悩みと運用のヒント

2021年11月29日

ヒロゲル

こんにちは!カオナビのカスタマーサクセス部 ユーザー会担当です。

9/15(水)、外食・宿泊・小売業界にて多店舗展開をされているユーザー様を対象に、オンラインユーザーディスカッション「ヒロゲル」を開催しました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました!

「ヒロゲル」とは?

「ヒロゲル」シリーズは、ご参加いただいたユーザーの皆さま同士で学びあうことを目的としたミートアップ(交流)イベント。

カオナビではこのほかにも、ゲストやユーザー様にご登壇いただくセミナー形式や、ユーザー様同士で活用方法や操作についてディスカッションするミートアップ形式のイベントも開催しています。

この会では、参加者の「聞いてみたいこと」「これってどうしてますか?」というギモンをもとに、Q&A形式でざっくばらんにお話しを進めました。当日の雰囲気をすこしでもお伝えできるよう、本レポートは参加者の皆さまのお声を中心にお届けしていきます。

カオナビの失敗談あるあるで共感…!

まずは参加者のみなさまとカオナビスタッフの自己紹介からスタート。会社のことやカオナビ導入歴など基本的な情報に加え、カオナビでの失敗談もシェアしていただきました。失敗談のところでは「あ~~、あるある…!」という参加者のみなさまのお声がたくさん聞こえてきました。

我々は評価の工数を減らしたい、というところからカオナビを使いはじめて、最近では個人の特性やステップアップの状況把握にも役立てています。

失敗談といえばいろいろありますが、評価開始3日前に上司より「評価シートを見やすく修正してほしい」との意見をもらい、さっそく修正したらレイアウトを完全に崩してしまって青ざめた…なんてことも。

私は店舗へ訪問した時に、カオナビアプリで社員の顔と名前を確認して話しかけているんです。ただ手元の携帯電話の画面が見えてしまったようで「あ、カオナビで確認してるんですね」とバレたときは恥ずかしかったですね(笑)

と、多店舗展開企業さまならではの活用方法と失敗談も。

PCは店舗に1台。どんな情報を蓄積し、社員をどこまで巻き込む?

自己紹介のあとは、さっそくディスカッションタイム!「どんな情報を蓄積し、一般社員をどこまで巻き込んで運用しているか?」というテーマからスタートしました。

人事評価と研修情報の管理などを中心に活用しています。人事評価の際には、基本的には店舗にあるPCで順番に入力してもらいますが、一般社員にはその他の情報は公開せず、マネージャー層以上の社員のみ情報を見ることができるようになっていますね。

弊社では自己紹介のシートを公開しているほか、研修の受講履歴を蓄積してスキル管理も行っています。受講履歴は人事側でまとめて入力し、チャートボードのグラフなどで受講状況を見たりしています。

普段お使いのチャートボードの画面をご共有いただく場面も

店舗スタッフも全員登録?アルバイト社員は?などのご質問もありましたが、これに対しては「結局はカオナビで何をしたいのか次第」というお答えがありました。

また、研修受講の管理のお話の際には、実際のシートやチャートボードを画面共有してお見せいただく場面もあり、具体的なアイデアが得られて嬉しい!といったお声もいただきました。

多店舗を運営する企業こそスマホアプリ版カオナビの出番?!

次に、「アプリも使ってみたいと思いつつ、全スタッフに社用携帯を貸与できていないので運用方法に迷っています…」というご意見が。

そこは悩みますよね。弊社では基本的には店舗にある共有PCで評価入力をお願いしています。ただシフトの関係でどうしても期日までに入力ができない場合などは、スマホで入力もOK、としています。あくまで強制はせず、選択肢として用意しているイメージですね

本当は店舗の社員にこそ、他拠点の人のプロファイルブックを見せたいんです。ただ「誰にどこまで見せるか?」の権限設定に悩み、今はまだ一般社員には会社のPCでの評価入力までにとどまっていて…。

などなど、1人1台デバイスを貸与していない場合も多い多店舗展開企業のみなさまならではのお悩みが見受けられました。

ただやはり現場社員からすると、人事異動の際には顔写真を見て情報を確認できると安心感がありますよね。

弊社では「カオナビはWeb上の履歴書のようなもの」と考えて権限の設定を考えました。顔写真を載せたくない、という社員もゼロではないものの、会社でのカオナビの立ち位置を明確にしたことで、必要性を理解してもらいました。

といったご意見も。
使用するデバイスの指定はもちろん、集める情報や見せる情報の範囲を決める際にも、会社としてのカオナビの活用方針や立ち位置を決めることは大いに役立ちそうです。

入社前から一気通貫で情報蓄積したい!

スキル管理をしてきたなかで、本当は入社前の情報から一気通貫でカオナビで管理できると便利だなと思っているんですよね。内定者の段階の情報を入れておくと、採用の意思決定や配置検討にも活用できそうだなと…。

このご質問には、ちょうど最近似たようなことをはじめてみた、というユーザー様からアイデアを共有いただきました。

まさに今年の春からはじめたばかりなんですが、カオナビの機能だとコネクトキューブでSPI3の結果を取り込んでタイプマップで見られるんですよね。

タイプマップの例

このタイプマップで3つ離れると相性がよくないらしいので、それをもとに新入社員と所属先の上司の組み合わせを考えたんです。まだはじめたばかりなので効果検証中なのですが、離職率などに変化がでてくるとうれしいですね。

他のユーザーのアイデアが刺激になったと好評!参加者の声

参加者からのご感想を一部抜粋してお届けします。

  • 普段聞けない他社の活用目的や状況が聞けて勉強になりました。カオナビはいろいろ便利だろうなと思っていたものの、自社ではどうしよう…と悩むことも多いので、ヒントをいただけました
  • 7年使ってきましたが、みなさんとお話ししていくなかで外の世界に目を向けることができた気がしてわくわくしました!
  • 他のユーザー様のシートレイアウトを画面共有いただいたのがとても勉強になりました!またこういう機会をいただけるとうれしいです

「ユーザー様同士のコミュニケーションのなかで新たな発見があった」「さっそく自社にも取り入れてみたい!」とのお声をたくさんいただきました。

あとがき

新たな試みとなった、業種別のユーザー交流会。外食・宿泊・小売の3業界ではあったものの、「多店舗展開」という共通点のある皆さまにご参加いただいたことで、店舗スタッフへのカオナビ公開範囲、スマートフォン利用有無をはじめ、似たお悩みが多く共感し合える点が多かったように感じられました。

私が特に印象的だったのは、「集める情報、公開する範囲など悩むことも多いけれど、結局はカオナビで何をしたいのか次第」というお言葉。これはすべてのユーザーさまに共通する軸になるのではないでしょうか。

また「ヒロゲル」は、社外の方とお話しする機会が減ってしまいがちな昨今だからこそ、人事の皆さまどうしが繋がり、近いお悩みに共感したり、刺激を受けたりするなかで、次の日からのやる気がわいてくるような場にもなれると良いな、と思っています。

今後もカオナビの機能や使い方に限らず柔軟にテーマを選び、ユーザー会を開催していく予定です。
「最近始めた○○の取り組みが上手くいった!」「○○について語りたい!」など、ぜひお気軽にご意見をいただけますと幸いです。各担当へのメールはもちろん、Twitterでも #カオナビ でご意見をお待ちしております!

それでは、引き続きカオナビをどうぞよろしくお願いいたします。次回の「ヒロゲル」でお会いできますこと、心よりお待ちしております。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ヒロゲル

2021.11.29