ユーザー会レポート

評価フォームの工夫から紐解く、各社の評価設計の裏側

2022年11月1日

ヒロゲル

こんにちは!カオナビのカスタマーサクセス部 ユーザー会担当です。

8/17(水)、「評価フォームから“制度や工夫”を探る会」を開催しました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

※掲載内容は全て開催当日時点の情報です。

ヒロゲルとは

「ヒロゲル」シリーズは、ご参加いただいたユーザーの皆さま同士で学びあうことを目的としたミートアップ(交流)イベント。2022年3月からは、毎月2回開催しています。

カオナビではこのほかにも、ゲストやユーザーさまにご登壇いただくセミナー形式のイベント「マナベル」シリーズも開催しています。

本レポートでは、トピック別にユーザーさまのお声をまとめ、当日の様子をご紹介します。

カオナビでの評価運用経験はさまざま!自己紹介で現状共有

まずは簡単な自己紹介も兼ねて、評価フォームの活用状況と参加理由をお話しいただきました。

カオナビ自体は7月から社内に公開していて、評価フォームは10月から使うために準備中。異動があった場合の運用について知りたいです!

カオナビ使用歴5年で評価フォームも使用中です。これまで独自のやり方でやってきたので他社さんの取り組みをお聞きしたいです。

7月に公開したばかりで評価フォームはこれからです。冬の賞与査定から利用予定なので、みなさんの運用を参考にさせていただきたいです! 

前職でもカオナビを使用していて、管理者歴は6年です。
自分の設計した評価制度にあわせて評価フォームも作成しました。本日はいろいろ情報共有できればと思います。

これから評価フォームを運用する方と、運用を軌道に乗せている方との両方にご参加いただいた今回のユーザー会。評価フォームの運用はカオナビ導入のきっかけ、という方も多いためか、皆さま自己紹介から熱度が高く興味津々のご様子でした。

ここからは、ユーザーさまの注目度が特に高かった3つのトピックについてご紹介させていただきます!

異動時の評価調整・評価者設定のイロハ

最初のトピックは、自己紹介でも話題に上がった異動時の評価について。

弊社では、期の途中で異動があった場合は、異動前と異動後で2つのシートを使ってもらっています。その2つの評価結果を、それぞれの部署にいた期間の割合で調整して、最終的に1つの評価にするかたちです。

たとえば、期がはじまって3ヶ月で異動が決まった場合には、異動前の部署の評価点数を25%、異動後の部署の評価点数を75%で換算し、合計してその1年間の評価点数とします。

他社に比べて異動が多いというユーザーさまからは、こんな方法も。

弊社では異動があった場合は、被評価者が評価者を選択できるように評価フォームを設計しています。

実はこのユーザーさま、1500名を超える方を対象とする評価制度をひとりで回されているのだそう。異動が頻繁に発生すると、誰かが異動するたびにユーザーさま自ら評価者を変更するのは難しいのが現状。

その状況でも制度をうまく運用していくために、このようなフォームを作られたとのことでした。

離職率低下にも?! 評価フィードバックの重要性

続いては、評価制度のなかでも重要な役割を担うフィードバックについて。

評価が終わったあとに、本人がどんな評価だったのか見ることのできるフィードバックコメント欄を設けています。

自分のフィードバックを見ることができるのは良い機会ですし、自身の成長や改善点を知るのにも役立ちますよね。

同じくフィードバックを被評価者に公開している別のユーザーさまからはこんな意見も上がりました。

弊社ではフィードバックを見られるようにして評価の透明性が高くなってから、離職率が下がりました。やっぱり評価される側からすると、評価プロセスが見えるのはとてもインパクトが大きいんだと思います。

この事例は今回のユーザー会のなかでも、とりわけユーザーさまたちの参考になったようで、「フィードバックの重要性が身に染みた」「自社でも取り組みたい」という声が飛び交いました。

プロファイルブックに過去の評価結果を蓄積して、自分で振り返りができるようにしています。

過去の評価を振り返ることで、一人ひとりが自分の成長を感じられるような施策を取っているユーザーさまもいらっしゃるようです。

計算式・判定式を駆使してより便利に!

また、計算式や判定式を駆使して、利便性の高い評価フォームを作られているユーザーさまもいらっしゃいました。

式を利用して、部長や課長といったレイヤーに応じた、取り組み課題を表示させているんです。それに合わせて行動目標、そして自己評価を入力してもらっています。

ほかには、評価フォーム内で評価結果に基づく給与反映などを行っているユーザーさまも。

できるだけひとつのシートにまとめてしまいたかったので、計算式を利用して、昇給から昇格、賞与についても評価をもとに算出できるようにしています。

参加者の声

  • 実際に各社で使用されている評価の運用やフォームを見ることのできる機会はまずないので、貴重でした。
  • 評価構築フェーズに入ったばかりのところで、どうしても情報が欲しい場面でした。他社様の取り組みを拝見し、本当に参考になりました。
  • まだ評価の設計もおぼつかない状況です。その中で、運用での困っていること・設計段階での困っていることを聞けたのは良かったです。
  • 先輩ユーザーの設計画面や苦労・改善話を伺えて大変有意義でした。早く操作に慣れて情報を与えられるようになりたいです。
最後は恒例のKポーズで記念撮影!

ユーザー会を終えて

「これから評価フォームの運用をはじめます!」という方と、「評価フォームを絶賛活用中!」の方が入り混じった今回のヒロゲル。

まさに本イベントのタイトル通り、評価フォームをもとに各社のこだわりや工夫を知ることができたのではと思います。

カオナビの使い方だけでなく、その背景にある評価制度についてもセットでお話しいただくことで理解も深まり、我々もたくさん学ばせていただきました。事例や評価制度をご共有いただいた皆さま、ありがとうございました!

評価フォームの活用方法はユーザーさまの数だけあると思います。ぜひ今後も「こんな使い方があるよ!」といったお声をヒロゲルにてお持ちいただければ幸いです。

それではご参加頂いた皆様、ありがとうございました!
また次回お会いできること、楽しみにしております。

カオナビでは、ユーザー会「ヒロゲル」やカオナビキャンパスオンラインのトークルームなど、これまで以上に気軽にユーザーさま同士がつながり、近いお悩みに共感したり、学び合ったりすることができる場をご用意しています。

今後もカオナビの機能や使い方に限らず柔軟にテーマを選んで開催していく予定ですので、はじめての方もぜひお気軽にご参加ください!

「○○について語りたい!」など、テーマの案やご意見も大歓迎です。カオナビキャンパスオンラインはもちろん、Twitterでも #カオナビ でご意見をお待ちしております!

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ヒロゲル

2022.11.01