ユーザー会レポート
カオナビディスカッション vol.1 ~エイベックス小川様と人事を語り尽くそう~
2019年3月13日
こんにちは!カスタマーサクセスグループの多田です。
2019年3月1日、カオナビのWA初の試みとなる「カオナビディスカッション」をカオナビ本社にて開催しました!
カオナビディスカッションとは
参加者をカオナビご利用企業様に限定し、参加者同士でざっくばらんに情報交換をしていただく会です。
実は、1/22のユーザーミーティングに参加された方々から、登壇されたエイベックス株式会社 CEO直轄本部戦略人事ユニットマネージャー 小川様にもっと詳しく話を聞きたいという声をいただいたため、記念すべき第1回目のディスカッションを『エイベックス株式会社の小川様と人事を語り尽くそう』に決定しました!
今回は少人数制としたため5社7名の方々にご参加いただき、各社の人事課題やカオナビ導入時の壁とその乗り越え方など、ざっくばらんにお話していただきました。
ディスカッションの様子
まずは自己紹介タイム
自己紹介タイムでは、お名前と会社名、会社概要、現在の業務、ご自身のキャリア、主なカオナビ活用状況を簡単にお話いただきました。
今回お集まりいただいたのは、エイベックス株式会社の小川様をはじめ、大手メーカー、大手教育サービス、ITベンチャー、外資メーカーで人事をご担当の方々。
業種や規模だけでなくキャリアも多種多様!ずっと人事を担当されている方もいれば、もともと営業をやっていて人事に転身された方、復職されて人事へ異動された方もいらっしゃいました。
カオナビご利用状況も幅広く、人事評価の運用に特化していたり、人材マネジメントの基盤としてカオナビをフル活用していたりと様々。
共通していたのは各社の働くメンバーへの想い。働く人たちを幸せにしたいという想いや、個と組織をつなぐ人事ならではの悩みに共感も生まれました。
エイベックス株式会社の人材マネジメントシステムを復習
ユーザーミーティングから1ヶ月ほど経っていたため、さっそくユーザーミーティングで小川様にお話いただいた内容をおさらい。
エイベックス株式会社では、社員一人ひとりの力を開発するため、“1on1”を基軸として主に4つの制度を導入しています。
4つの制度とは
- 人材開発会議
社員一人ひとりにフォーカスし個人の持つ能力や可能性を確認する - ローテーション施策
1on1、人材開発会議(=定期ローテーション)以外にもチャレンジの機会を与える - 360度フィードバック
管理職が他者からのフィードバックにより自己成長に向けた気づきを得る - 社員サーベイ
社員一人ひとりのコンディションの変化を発見し、働きやすい環境を整えていく
エイベックス株式会社では、この4つの制度で得られたデータだけでなく、本人の経歴やスキル、夢などあらゆる情報をカルテ化してカオナビに登録することで人材マネジメントシステムを構築しており、それを中心に小川様にお話いただきました。
人材データベースを作るときのコツは、とにかく分かりやすくまとめること、常にデータを最新の状態にして会社の状況を見える化すること。集めたデータを使えるようにするために重要なことですね。
カオナビに入っているデータをもとに社員一人ひとりの想いやスキルを活かした配置を実現できるようになり、ミスマッチも少なくなったとのこと!
また、社員が打ち合わせ前にカオナビを確認し、それぞれのパーソナリティを把握することで円滑なコミュニケーションも実現したそうです。
小川様と参加者で人事を語り尽くす
ユーザーミーティングの振り返りが終わったところで、小川様に聞いてみたいことや、ディスカッションで話したいことをポストイットに書いて発表していきました。
話題は「カオナビに入れた情報を閲覧できる人は誰にしている?」のような具体的なカオナビ設定方法から「人事部とは?」という根源的話な問いまで、バリエーションに富んで大盛り上がりでした!
その中でも特に盛り上がったのは、配置転換とマネジメント強化の2点。それぞれで行われたディスカッションを少しだけご紹介します。
配置転換
議論の口火を切った質問は「キャリア希望のアンケートをどのように活用しているか?」
適材適所で行うため個人の想いを汲みきれていない、現部署が囲い込んでしまう、ポジティブな異動希望をもっと聞いていきたい、など、参加者全員で現状を赤裸々に語り合いました。
エイベックス株式会社は、行動規範に本人の叶えたいことや想いの強さを大事にすることを掲げており、配置検討の際も本人の想いを大事にすることを人事としてコミットしているそうです。
また、社内ポータルサイトの中に部署紹介ページを作ることで異動希望のアンケート回答率があがったとか!この時に小川様が見せてくださった画面を、何人かの参加者が強い興味を持ち撮影するシーンも。
余談ですが、「異動配置を検討する際、うちは紙ベースというよりもはや飲みベースです」というコメントには共感の嵐が!笑
※飲みベースとは、異動検討会議などで「前に一緒に飲んだ時に彼はこういうことがやりたいって言っていたから異動させてみたら?」という話があがることです
マネジメント強化
議論のきっかけとなった質問は「管理職向け研修は実施したか?」「マネジメント層には、カオナビでどこまでの情報を見えるようにしている?」
この話題でも、参加者全員が現状を赤裸々に語り合いました。ある参加者の話では、“事業ドメインの統合も含めて、当時の管理職・マネジメント層を約半分まで減らし、さらに一部入れ替えとして新たに若手を抜擢し、管理職の若返りを図った。その後月1で管理職研修を行い育成している”という逸話まで…!
その他、カオナビの導入を推進していくために必要なトップの協力をいかに得るか?という点でも活発に議論が行われました。
例えば、労務系と切り離して部門を作った、トップダウンで取り組めるようにグループを社長直下に配置した、社長自ら発信量を増やしてもらった等、各社ならではの取り組み方が共有されました。
今日を振り返って
あっという間に1時間半が経ち、まだまだ話し足りないという声もあがりましたが、ここでディスカッションは終了。
今日の場を振り返って学んだこと、勉強になったこと、良かったこと、次やるならどんなことがあると嬉しいかなどのコメントを参加してくださった皆様に発表していただきました!
コメントを一部ご紹介
- 仲間に出会えた!これからカオナビを育てていくためのヒントも得られてよかった
- トップダウンのスピード感も重要だなと。今回のディスカッションを通じて、プラットフォームを考えていきたいと感じた
- いろいろあるけど負けずに頑張ろう!
- 次に参加するときは、自社なりの成功事例をシェアできるようになりたいと思った
ディスカッション内容をホワイトボードに書いていきましたが、実際はもっと深い話も行われました♪
最後に
会社規模もカオナビ活用状況も皆様のキャリアも様々でしたが、人事に懸ける想いは全員同じぐらい強い!
参加された方から「こうやって人事課題にまるごと寄り添ってくれるからカオナビが好きだ」と言っていただき、運営として大きなやり甲斐を感じる瞬間でもありました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!もちろん、次回も開催予定です。お楽しみに!