ユーザー会レポート
第2回ユーザーミーティング開催レポート
2018年9月5日
『ダイバーシティ・マネジメントを語ろう』
8月30日(木)、カオナビ本社にて「カオナビのWA」第2回ユーザーミーティングを開催し、24社37名ものユーザー様にお集まりいただきました。
今回は納涼祭ということで、ラムネや駄菓子をたくさんご用意しました!
明治学院大学・准教授林氏による「誤解だらけのダイバーシティ・マネジメント」の講演に加え、先進的な取り組みを実施している企業2社による「働き方のダイバーシティを考えよう」をテーマにしたパネルディスカッションを展開。
テーブル毎のグループワークの時間も設け、ユーザー同士の交流や意見交換を行いました。
グループワークでは「もっと話したかった!」というお声をいただくほど、各テーブル大盛り上がりでした!
第3回ユーザーミーティングは12月に忘年会を開催予定…!
今回ご参加いただいた方もご参加いただけなかった方も、またの機会もぜひご参加ください!
講演
誤解だらけのダイバーシティ・マネジメント
~多様性を認め組織の生産性を高めるためのヒント~
ご登壇者
明治学院大学 准教授 林 祥平 様
当日は林准教授をお招きし、ダイバーシティ・マネジメントによる生産性の向上について、最新の研究結果を交えながらご講演いただきました。林准教授は、性別や国籍・年齢などのダイバーシティが進むと、「業績が低下する傾向がある」という研究結果をご紹介。多様化を進める過程で、「マイノリティから不満が出やすくなることが原因」と語りました。ダイバーシティ・マネジメントを成功させるためには、「ダイバーシティの推進と従業員を個として尊重する『インクルージョン』をセットで考えること」と、「従業員の帰属意識を向上させることが大切」とのこと。これらが成功すると、ダイバーシティの推進によって発生する不満は解消され、従業員のモチベーションが高まり、「生産性の向上につながる」と言及しました。
パネルディスカッション
働き方のダイバーシティを考えよう
登壇者一覧
ご登壇ゲスト(五十音順):
コクヨ株式会社 経営管理本部 人事総務部 人事統括ユニット 赤木 由紀氏
株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 部長 大塚 綾乃氏
モデレーター: 株式会社カオナビ 取締役副社長 佐藤寛之
コクヨ株式会社 経営管理本部 人事総務部 人事統括ユニット
赤木 由紀氏
コクヨでは、「仕事内容に合わせて自律的に時間と場所を選択することで、集中力を高め、メリハリのあるタイムマネジメントを実践している」とのこと。
「スマートワーク」と称し社員が心身ともに健康で楽しくはたらき続けられるよう、『テレワーク・デイズ』や『時差Biz』を試験的に開始し、リモートワークや時差出勤・早帰りを実践。上司と部下が、「対面にならなくてもコミュニケーションがとれるよう、ハングアウトやフェイスタイムを活用している」と話しました。これらのスマートワークを通じ、「社員の働き方がどう変わるかKPIを設け、数値比較しながら検証していく」と語りました。
株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 部長
大塚 綾乃氏
リクルートグループでは、「育児」と「アクション」を組み合わせた『iction!』プロジェクトを掲げており、「はたらく育児」を応援するため、「子育てしながら働きやすい世の中を、共に創る。」ということを推進しているそうです。また、これまで身に着けてきたスキルや知識を活かし、限られた時間の中でスマートに仕事を終わらせる「ZIP WORK」という働き方も推進しているとのこと。リクルートスタッフィングでは「ZIP WORK」を派遣で推奨していて、「育児だけでなく、Wワークや介護など働く時間に限りがある方でも、高い専門性に見合う報酬・昇給を受け、キャリアアップの機会があるような取り組みを設けている」と語りました。