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アールビバン株式会社

26歳のエリアマネージャーが誕生。スタッフの顔がわかる「カオナビ」だから進んだ抜擢人事

2017.04.25
社員のデータ分析
  1. アミーダの人材理念について
  2. アミーダのトレーニング制度とは
  3. 「カオナビ」の導入背景
  4. 「カオナビ」の使い方
  5. 「カオナビ」の効果
  6. 「カオナビ」の今後の使い方

アールビバン株式会社(以下、アールビバン)の新規事業である溶岩ヨガ・スタジオ「アミーダ」には「キャリアやスキルではなく、仕事への情熱と強い意志を持った人間こそが会社を動かす」という人材理念があります。そして、アールビバンがグループ全体で標榜するこの理念に沿って成長計画が立てられています。一方で、「意志を持った社員を見極めるにはどうすればよいのか」と悩んでいたのは人事部長の野澤竹志様。そんな時に目をつけたのが社員の「顔と名前の一致」をコンセプトにする「カオナビ」だったとか。「カオナビ」はどのように選ばれ、活用されているのでしょうか。

アミーダの人材理念について

経験や学歴ではなく、意志と想いを尊重する

アミーダが大切にする人材には共通点があります。それは社員一人ひとりが仕事に対する強い想いを抱いていること。だからこそ経験やスキルよりも、社員の意志とやる気を重視するそう。
野澤竹志様(以下、野澤様): 「アミーダには意志を持って仕事をする社員を評価したいという理念があります。そのため、どれだけ優れた経歴を持っていても仕事への想いが見られない社員は評価されにくい。マネジメントを行う際にも社員の心構えや気持ちの部分を大切にしています。だから日頃からスタッフがどんな表情で仕事をしているかには気をかけています」

▲人事部長 野澤竹志様
▲人事部長 野澤竹志様

そんなアミーダがインストラクターを採用する際に最も重視するのは、人間性と表情。言い方を変えれば、インストラクターとしての経験は問わないと言います。
野澤様: 「接客型のサービスではスタッフの人間性が大きな武器になります。そしてその人が持つ『やる気』や『意志』が一番出るのが、表情です。それは履歴書に書かれた資格や経験からはわからないんですね。その人の心構えは全て顔に表れてきますよ」

アミーダのトレーニング制度とは

顧客満足度99%を支える1か月間のトレーニング

スキルとキャリアではなく、意志を何よりも大事にする。未経験者も積極的に採用する。そのためアミーダではトレーニング制度も充実しているそう。それもあってアミーダの顧客満足度は99%という驚くほど高い数字を保っています。
野澤様: 「採用する予定のスタッフには採用前の1か月間、ほぼ毎日みっちりとトレーニングを受けてもらいます。その1か月で未経験者だったスタッフは成長して経験者へと変わります。すると、ヨガを始めることに不安を持っていたお客様にも、『大丈夫、私も未経験から始めてここまで来られたから』って安心感を与えることができるんです。それがお客様の満足度に繋がっているわけです」

アールビバン株式会社

「カオナビ」の導入背景

「どのスタッフがどこにいるかわからない」を未然に防ぎたかった

アミーダは現在、月に2~3店舗のペースで新規店舗を展開しています。採用も積極的に行い、1年で150名前後の新入社員の採用を行っているそう。しかし事業の急成長に合わせて生じるのが「誰がどこにいるのかわからない」という現象。しかし野澤様はこの事態が起こるだろうことをあらかじめ想定していたのだとか。
野澤様: 「アミーダの事業計画を立てる段階で、人が増えることによって『どのスタッフがどこにいるのかわからない』という事態が生じるだろうと予想していました。もちろん新しく入ったスタッフの把握も難しくなる。だから、その事態に対応できる人材マネジメントサービスが必要だと思っていました。『顔と名前の一致』をコンセプトにする『カオナビ』はまさに求めていたサービスだったのです」

スタッフの顔を見ながら配置や抜擢を行いたい

「カオナビ」を導入する際に最も重視したのが、いずれ生じるであろう誰がどこにいるかわからない」という問題を解消すること。しかしその他にもエクセルで行っていた配置や抜擢の検討に課題を感じていたとか。
野澤様: 「エクセルでスタッフの配置や抜擢を行うことの一番の問題は、エクセルを見ているだけでは『その人がどんな人物なのかわからない』ということです。エクセルでは保有資格などの客観的な情報こそ確認できますが、顔がわからない。だからその人の個性や想いまでは想像できない。いわばアミーダが普段あまり重要視しようと思っていないスキルやキャリアばかりを見ることになってしまいます。でも『カオナビ』は顔に紐づけて人材情報を確認できるのでスタッフの姿を想像しながら配置や抜擢を行えると思いました」

▲アミーダの「カオナビ」使用画面【PROFILE BOOK】
(※データは全て一例です。実際の社員情報や使用データとは関係がありません。)
▲アミーダの「カオナビ」使用画面【PROFILE BOOK】 (※データは全て一例です。実際の社員情報や使用データとは関係がありません。)

「カオナビ」の使い方

スタッフの特徴をとらえた配置が活き活きとした組織を生む

人材情報を「顔」を起点に「見える化」し、それを配置や抜擢に活用する。今や「カオナビ」はアミーダという組織には欠かせない人材マネジメントツールになっているそう。
野澤様: 「顔を起点に人材情報をまとめることで、社員の性格や特徴まで把握できるようになりました。それに、配置や抜擢を考える際にも『このスタッフを異動させてしまったらその後の店舗のバランスが崩れてしまう 』という予測まで立てられるようになったんです」

さらにSHUFFLE FACEを使ってスキルや経験からだけではわからない店員同士の相性や店舗の人員バランスまで考慮した異動を行えるようになったそう。
野澤様: 「月に一度ほどの頻度で行っている異動では、事前にSHUFFLE FACEでシミュレーションしています。そうすることでスタッフの性格を見極めて配置を決められるし、異動後の店舗の姿まで想像できるんですね。リーダータイプのスタッフ。目立たないけど着実に仕事をこなすスタッフ。スタッフの特徴を見極めて異動を行えるから、活き活きとした組織づくりを行うことが可能になりました」

▲SHUFFLE FACEの画面イメージ。縦軸・横軸を自分の知りたい切り口で自由に設定でき、必要な時に必要な視点で組織をマトリックス分析できます。※画像はサンプルイメージ
▲SHUFFLE FACEの画面イメージ。縦軸・横軸を自分の知りたい切り口で自由に設定でき、必要な時に必要な視点で組織をマトリックス分析できます。※画像はサンプルイメージ

「カオナビ」の効果

抜擢人事が次々と起こる

「カオナビ」によって活気ある組織づくりができた、と野澤様は言います。その結果、アミーダでは今、抜擢人事が次々と起きているそう。
野澤様: 「現在、アミーダで初のエリアマネージャーが誕生しようとしていますが、彼女は26歳の若い女性なんです。年齢で言えば50歳までのスタッフがいる中で、彼女がふさわしいと考えて、エリアマネージャーに抜擢しました。これも『カオナビ』で顔に紐づけて人材情報を『見える化』させることができたおかげです。その他でも二十代の店長がどんどん誕生しようとしていますが、これからも『カオナビ』を使って抜擢人事を行っていきたいですね」

「カオナビ」の今後の使い方

人事評価も「カオナビ」で行っていきたい

いずれ誰がどこにいるかわからなくなる。そんな事態を未然に防ぐために導入した『カオナビ』は、アミーダにとって必要不可欠なツールになっています。そして今後は人事評価にも使っていきたいそう。
野澤様: 「今後は『カオナビ』をアミーダの評価運用にも使っていきたいですね。とはいえ今はまだ評価制度を十分に整えられていないので、まずは『カオナビ』とも相性の良い制度を構築したい。SMART REVIEWを使って柔軟に運用して、スタッフのやる気や想いまで評価してあげたいですね」

設立
1984年
資本金
1,656百万円
従業員数
約300名
事業内容
絵のある暮らしを日本全国に広げようという理念のもと、ディズニーやクリスチャン・ニール・ラッセン、天野喜孝などの絵画を展示・販売。10年ほど前からは、リゾートホテルやフィットネス事業といったサービス業を幅広く展開し、次々と新しいビジネスを展開。
  • ※インタビューの内容は取材時のものになります。

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