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株式会社ベーシック

フセンに社員の名前を書いて並べるような手作業管理はもう終わり。
カオナビでコミュニケーション拡充や企業カルチャー醸成を目指す。

2015.12.02
ペーパーレス化
  1. ―ベーシックの事業戦略について
  2. ―カオナビの選定理由について
  3. —カオナビの今後の活用について

ベーシックは、2004年の創業以来、比較メディア、SEO、マーケティングポータル、スマホアプリなど様々な事業で企業やユーザーの問題解決を実現してきました。そして、同社は近年、第2の成長期として更なる成長と拡大を目指しています。今回、同社のビジョンやカオナビを導入した背景について執行役員CCOの川鍋裕輔氏と人事総務部マネージャーの川前志穂子氏に話を伺った。ベーシックは、2004年の創業以来、比較メディア、SEO、マーケティングポータル、スマホアプリなど様々な事業で企業やユーザーの問題解決を実現してきました。そして、同社は近年、第2の成長期として更なる成長と拡大を目指しています。今回、同社のビジョンやカオナビを導入した背景について執行役員CCOの川鍋裕輔氏と人事総務部マネージャーの川前志穂子氏に話を伺った。

―ベーシックの事業戦略について

「問題解決の専門家集団」として、さらなる成長を目指す第2成長期。人材マネジメントの変革が必須となった。

ベーシックは今、「第2成長期」と自らを位置づけ、次の成長ステージに向かおうとしています。「核心を、突け。」のスローガンのもと、Webマーケティング力で世の中のあらゆる問題を解決していく「問題解決の専門家集団」として飛躍しようとしています。
創業期や変革期までは、社長をはじめ全員が社員の顔と力量と価値観を把握できていました。第2成長期を迎え、事業そのものがグローバル、スマホアプリ、EC、マーケティングオートメーションなど、多岐に渡るようになりました。事業拡大に伴い社員数は急速に増え、約1年半前から人事戦略の変革が必要となり、採用の拡充と新たな評価制度の確立に取り組んでいました。第2成長期の今では、しっかりと企業カルチャーを育てていき、徐々に社員にも定着させようとしているところです。

株式会社ベーシック 執行役員CCO 川鍋裕輔氏
株式会社ベーシック 執行役員CCO 川鍋裕輔氏

―カオナビの選定理由について

フセンに社員の名前を書いて職種ごと部署ごとに並べるような手作業管理は終わり。人材情報をシステム管理していくためにカオナビを導入。

多くのスタートアップベンチャーがそうであるように、人材データの多くをExcelベースで管理していました。当然のことながら、業務の拡張や社員数の増加に伴い、ファイルでの管理は煩雑さを増し、時間のかかる非効率な作業が膨らんでいきました。Excelベースだと誰がどのグレードなのか、どのレベルにいるのか一元的に見ることができないので、社員の名前を書いたフセンを職種ごと部署ごと等に並べ、それを写真に撮って手作業で管理していました。成長拡大中とはいえ、現状の社員数は100名弱ですから、元々顔と名前は一致していました。しかし、組織編成を行う際に、「誰がいつどのように働いているのか」というところまで把握できるかというと、正直、疑問でした。このような必要性が発生する都度、社員から「自分の社内での遍歴を棚卸ししたドキュメント」を提出させ、そのファイルとにらめっこをしていました。
現在のベーシックに必要なのは、シンプルで使いやすいツールでした。変化の激しい成長期においては、変化に瞬時に対応できる機動力が何より重要。カオナビは人材マネジメントにおけるそうした要望をかなえてくれるものでした。社員の顔とともに、その社員がいつ、どこで、なにをしていたかを容易に把握できるようになったことで、人事の業務や経営上の組織戦略が一気に効率化し、スピードアップしました。例えば、事業や部門ごとの目標設定、および達成状況の把握も効率よく行えるようになりました。またシンプルなインターフェイス上に顔写真が並ぶわかりやすいUIがとても使いやすいです。実際に使ってみてその価値を堪能しています。

株式会社ベーシック

—カオナビの今後の活用について

共通した価値観をもって行動できる集団でありたい。カオナビでコミュニケーション拡充や企業カルチャー醸成を目指す。

今現在、私たちはカオナビを活用した新たな展開に挑んでいます。それは先にも少し触れた企業カルチャーの醸成です。カオナビの良さは、誰にでも感覚的に使えるインターフェイスにあると捉えていますが、同時に細かなアクセス権設定も可能です。個人情報をどのレベルまでオープンするのかについては慎重を期しているものの、もしも社員個々の「顔」「能力」「価値観」を広く皆が知ることできるようになれば、これまでとは質の異なる社員間コミュニケーションが深まっていくものと期待しています。
ベーシックでは、これまでにも社員間の仲が良く、コミュニケーションも盛んではありましたが、そうしたリアルなコミュニケーションとは違った効果が生まれてくる可能性を秘めています。それに今後の成長によって、事業の幅や活動エリアはますます広がっていきます。そうなった時にも共通した価値観をもって行動できる集団でありたいと経営陣は望んでいます。だからこそ、カオナビがこれらコミュニケーション拡充やカルチャー共有のプラットフォームになってくれる可能性に着目し、活用方法を探っているところです。

株式会社ベーシック
設立
2004年3月
資本金
3億1,060万円
従業員数
85名
事業内容
2004年の創業以来、引越し、投資、留学など様々な領域の比較サイトの提供で急成長しました。その後SEOサービスやマーケティングツールを提供しています。2010年代からはスマホアプリの開発提供にいち早く乗り出し、これまでに1400万ダウンロードを達成するなど、数々の事業を創造しています。同社はさらにEC事業やフランチャイズ事業をはじめとするグローバル展開などの成果を上げています。今後はこれまで培ってきたWebマーケティング力を強みにマーケティングツールをリリース。「世界一Webマーケティングを簡単にする」の実現を目指しています。
  • ※インタビューの内容は取材時のものになります。

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