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株式会社キュービック

“データ・ドリブン”より“ヒト・ドリブン”
100名以上のインターンをどこよりも大切にする会社が
「カオナビ」を選んだ理由

2016.11.16
シンプルな人材情報管理
  1. ヒトと本当の意味で向き合う「ヒト・ファースト」が経営理念
    インターンに成長機会を提供するため制度を充実
  2. 100名を超すインターンのデータベース化が急務
    人材の「可視化」や「コミュニケーションツール」としてもカオナビは最適
  3. データはあくまで「補足的なもの」 最終的には「コミュニケーション」を目的としていきたい

株式会社キュービックは、「自社メディア」×「成果報酬型」のWebマーケティング事業で急成長中の企業です。
金融・転職・美容などさまざまな分野で、クライアントとユーザーをつなぐWebメディアを運営し、高い集客力でクライアントに広告効果を提供しています。
そんな同社が、カオナビを導入したのは2016年6月のこと。若手を中心とした約60名の精鋭社員と、その2倍近い100名以上のインターンが活躍する同社において、人材データベースシステムとしてカオナビが選ばれたのはなぜでしょうか。
今回は社長室 マネージャーを務める森實様と、同じく社長室PRチーム 平山様、ICTセンター マネージャー 飯田様にお話をうかがいました。

ヒトと本当の意味で向き合う「ヒト・ファースト」が経営理念
インターンに成長機会を提供するため制度を充実

―ここまでインターンを即戦力化、および卒業後の新卒採用にまでつなげることに成功している会社は他にないと思いますが、マネジメントの部分ではどのような工夫をされているのですか。

平山様 まず、社内でのコミュニケーションをかなり大事にしています。たとえば、月に一度、チームをシャッフルした昼食会「パワーランチ」の開催や、会社全体を8チームに分けたメンター制度の「FAM制度」などがあります。これらは、部署の垣根を越えて「ナナメの関係」を強化することで、直属の上司や先輩には言いにくい悩みや相談ごとをチームメンバー同士でフォローしあうことが目的です。「FAM」は「Family」の略であり、文字通り会社の中の家庭的な役割ですね。本当に家族のようなあり方で、FAMのリーダーは「家長」、その下についている人たちは「長男」「長女」などと呼んでいます。社員旅行にもインターンは私たち社員と一緒に参加します。
また、インターンと一緒に働いていく上での組織課題解決のために「インターン大革命会議」という会議を設けています。インターン出身の社員を中心にアイデアを出し合って制度改革などをドンドン実施しています。 こうして信頼関係のベースを築いた上で、インターンには、メディアのコンテンツ企画や編集をはじめ、リスティング広告やFacebook広告の運用などのWebプロモーション、さらにはサイトの改善施策提案など、重要な仕事を担ってもらっています。当社ではインターンを一過性の「労働力」と見なさず、社員と同様に努力を評価して、成長につなげる機会をつくっているのが特長です。
表彰の制度として、「月間MVP」、「四半期MVP」、「半期の優秀インターン賞」、「最優秀インターン賞」、「インターン新人賞」などの各賞を設けていたり、社員により近い仕事や裁量を与えてマネジメントも経験できる「シニアインターン」というポジションを用意していたりします。

森實様 煩雑な業務が山のようにあるメディアを作る仕事は、決してひとりでできるものではありません。限られたリソースを使いながら、いかに組織コミットメントを強めて組織を機能させるか、成果を導き出せるかは、そこで働く「ヒト」の力にかかっています。
当社の経営理念は「ヒト・ファースト」。事業・組織の両面でこの「ヒト・ファースト」を追求しています。組織面での「ヒト・ファースト」とは、一人ひとりが共に働く仲間と真摯に向き合う姿勢です。そんな当社ですので、インターンと社員を区別せず大事にしていくことは当たり前のことです。
新卒採用の現場では、大勢の社員から手紙を渡すことや、1人の学生の為に、50枚以上に及ぶプレゼン資料を作ることもあります。私たちの熱い思いを伝えることで、他の会社には絶対に真似できない採用をやろうという決意の表れでもあります。
当社の根幹を成すものは「ヒト・ファースト」ですので、そこのエンゲージメントを高めることをとても大切にしています。金で引っ張れば金で去る、役職で引っ張れば役職で去られますが、「人と風土の魅力」だけは他所にはない唯一無二のものですから!

社長室 PRチーム 平山 直子 様
社長室 PRチーム 平山 直子 様

100名を超すインターンのデータベース化が急務
人材の「可視化」や「コミュニケーションツール」としてもカオナビは最適

―インターン採用の数が増加したことから、管理業務上の課題解決のためにカオナビを検討してくださったということでしょうか。

森實様 そうですね。まずは週1ペースで社長、現場マネージャー、HRチームリーダーが集まって、インターン採用や新卒採用における進捗等を話し合う「採用会議」の記録が課題でした。ホワイトボードにいろいろ書き込みながら議論して議事録も取っているのに、そのデータが共有されず活用できていなかったのです。
そして、100名近く在籍するインターンのデータベース化も急務でした。インターンは卒業があるため一年ごとに入れ替わりますが、そのまま私たちとして新卒採用を検討したい学生が、一学年に必ず10%〜20%の割合でいるので、インターンの情報は当社にとって大変重要なものなのです。新規インターンの応募も1日平均2名以上あり、情報を整理する必要がありました。

飯田様 そこで、「新卒採用向け」の使い方と社員も含めた全員の「メンバー管理ツール」としての使い方ができるシステムを導入することとなりました。人材管理系のサービスをいくつか検討しましたが、その中でもカオナビは、とにかく「導入が早い」という点や、「ドラッグ&ドロップの直感的な操作感」があり、そこが決め手となり、導入を決めました。

社長室 マネージャー 森實 泰司 様
社長室 マネージャー 森實 泰司 様

―導入に際し、トップの承認はスムーズでしたか?

森實様 はい。代表の世一は、自身で評価制度を作ったり“サラリーマンであれば人事になりたかった”というほど人事への興味関心が深いタイプ。カオナビは「人材を可視化」できて「コミュニケーションツールにもなる」ということで、決断は早かったですね。
なにしろ、当社は今年一年、とくに「採用」と「広報」に力を入れるフェーズに入ってきています。それだけに、日頃ベンチマーキングさせていただいているサイバーエージェントさんのような企業が導入されている点も、強力な後押しになりました。

データはあくまで「補足的なもの」 最終的には「コミュニケーション」を目的としていきたい

―導入されて約半年ほどですが、今後、どのようにカオナビを活用していこうと考えていますか?

飯田様 導入後すぐに「FAM制度」でのメンバーの所属FAMがカオナビのPickup List機能上で確認できるようにしました。今後、閲覧できる情報により厚みが出てくれば、こうしたメンター制度の中でもカオナビを活用できると考えています。
運用に関してはまだ模索中の部分も多く、現時点ではユーザーを社員に限定していますが、カオナビは閲覧権限も設定できるので、将来的にはインターンも含めて全員が活用できるものにしていく予定です。
たとえば、従業員アンケートをカオナビで集めるなど、管理サイド以外の人間でも思わず見たくなる、使いたくなるようなシステムにするための、きっかけ作りを考え中です。
インターンをマネジメントする社員にもカオナビを活用してもらう予定ですので、「性格」など、気軽に閲覧しやすい項目をどんどん追加していき、今後はよりカオナビの利用者を増やす方向で進めていきます。

森實様 インターンはもとよりディレクターの平均年齢が25~28歳と大変若い会社なので、これから社員が迎えるライフステージの変化への対応や、中途で入ってくる技術系の方が職場に早くなじめるような運営方法も考えていく必要がありますね。

飯田様 実は選定時、データ分析が多彩にできる他社システムも検討していたんです。しかし、成長を続けるベンチャー企業でも、いわゆる「ヒト・ファースト」でとにかくヒトを大事にしたいという当社のような会社では、人材情報をゴソッとまとめられて「ほらデータ・ドリブンでしょ」と言われても、あまり活用されるイメージが湧かないんですよね。
むしろデータは「補足的なもの」で、最終的には「コミュニケーション」を目的とした方が、当社では使われていくのではないかと。まだ始まったばかりですが、その意味では選んで正解だったと思います。

ICTセンター マネージャー 飯田 宜央 様
ICTセンター マネージャー 飯田 宜央 様

―「データ・ドリブン」よりも「ヒト・ドリブン」ですね。
まずヒトの顔を見て、声をかけるところから始めようよ!というスタンスのカオナビが、御社の文化にマッチしていたことがよくわかりました。今後も人が増えていく中での結束力を保つための一助となれば幸いです。 本日はありがとうございました!

設立
2006年10月24日
資本金
31,000,000円
従業員数
162名(学生インターン含む)
事業内容
株式会社キュービックは、「自社メディア」×「成果報酬」型のビジネスモデルでコンテンツマーケティングやSEO対策、リスティング広告やDSPなど、従来型とはまったく異なるアプローチでバリューを発揮するwebマーケティング会社です。
  • ※インタビューの内容は取材時のものになります。

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