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レバンガ北海道

カオナビにたくさんデータを入れて、
子どもたちをきめ細かく指導・育成していきたい。

2017.04.11
優秀人材の配置機能
  1. 導入の背景
  2. 選手を名前で呼ぶことで信頼関係を作る
  3. 今後のカオナビ活用方法

レバンガ北海道(以下、レバンガ)は、B.LEAGUE(Bリーグ)の1部リーグに所属するプロバスケットボールチームです。レバンガは現在、ホームタウンである北海道札幌市を中心に4校のアカデミーを運営し、約130名のアカデミー生を育成しています。そして今後はジュニアユースチームの発足やアカデミー拠点の拡大に力を入れ、アカデミー生を1000名にまで増やしたいとのこと。

そんなレバンガがカオナビを導入した理由とは? レバンガで現役選手として活躍し、運営会社である株式会社北海道バスケットボールクラブの代表取締役も務める折茂武彦氏にお話を伺いました。

導入の背景

――Bリーグが発足して、今、バスケットが注目されています。そこで、なぜレバンガがカオナビを導入したのか、その背景をお聞かせいただけませんか?

そのためには、日本のバスケット全体の話をしなくてはいけないと思います。日本のバスケット界は30年以上オリンピックに出ていません。だからまずは代表が強くならないとリーグが盛り上がりません。そして代表のレベルを上げるためには、長期的な視点に立って「普及・育成・強化」していく必要があります。つまり、バスケットを「普及」させ、選手を「育成」し、日本のバスケット全体を「強化」していく。実際、時間をかけてこの部分に力を入れてきたヨーロッパが今、非常に成長しています。バスケットは昔、アメリカの独擅場でした。でも、今ではヨーロッパがアメリカに勝つくらいまで力をつけているんです。

――なるほど。

レバンガについて言えば、僕自身は北海道の子どもたちはとてもレベルが高いと思っています。でも、成長するにつれて、高校では道外に、大学では関東の強豪校に出て行ってしまう。それが北海道の現状です。その状況を打破するには、普及・育成・強化に力を入れて、北海道内にいい人材を残し、最終的にはレバンガに入ってもらう。その構図を作る必要があります。そして、それが僕たちにとっても一番いいことだと思っています。

――「普及・育成・強化」に力を入れるということは、現在札幌を中心に4校あるアカデミーも増やしていく予定ということですか?

はい。全道に広げたいですね。アカデミーを増やして、最終的にレバンガに入ってもらいたい。でもそのためにはコーチの育成も必要だろうと考えています。

選手を名前で呼ぶことで信頼関係を作る

――アカデミー生が増えていくと、指導する側でも顔と名前が一致しない生徒さんも出てくると思います。でも、指導する上では、生徒さんを名前で呼んであげることは大事ではないかと思いますが。

それはとても大事なことですね。僕自身も高校・大学と部員数の多い学校でプレーしていました。当時はチームをAチームとBチームに分けて指導が行われていて、そこで指導者が選手の顔と名前を把握していないシーンにも遭遇しました。だから仮に自分がその立場だったらモチベーションがとても落ちたと思いますね。

――名前で呼ばれるだけで人の承認欲求は満たされる、という心理学の研究結果もあります。

間違いないと思います。そしてそれが指導者と選手の信頼関係の構築にもつながっていくのだと思います。

今後のカオナビ活用方法

――これからカオナビをどのように使っていきたいですか?

指導者間での情報の共有が大切だと思っています。情報が漏れてしまうと指導者にとっても生徒にとってもマイナスになってしまいますから。(クラウドで)手軽に情報共有ができると時間短縮にもつながると思います。
それに今後アカデミーを全道に広げていくとなると、生徒も指導者も増えていきます。そしてユースチームへの選抜も行わなくてはいけない。そういう意味でどこにどんな選手がいるのかだったり、どこに優秀な選手がいるのかを把握・共有することはとても大切だと思っています。その点でも、カオナビは情報の一括管理が行いやすくて非常にありがたいシステムですよね。

――カオナビにどんなデータを入れていきたいとお考えですか?

あればあるだけどんどん入れたいですね。バスケットは持久力だけでなく、反射神経や短距離のスピードも要求されるスポーツなので、例えば「50メートルを何秒で走れるか」という細かいデータも入れたいです。 色んなデータを入れれば入れるだけ一人一人のデータ量は多くなっていきますし、その分細かく生徒の指導が行えます。それが「育成」です。そして、子供のころに育成するというのは、何か一つに特化させるのではなく、すべてに秀でている選手を作る、ということです。だからカオナビを使って、「何が苦手で、何が得意か」ということを明確にできれば、指導者も弱い部分に重点を置いて指導してあげられるし、得意な部分ももっと伸ばしてあげられます。 学校での育成では一人一人に目を行き届かせて育成するには限界があるかもしれません。だから「勝たせるため」だけにいろんなことを叩き込んでしまって、個性を生かしてあげることができていませんでした。僕たちは子どもたちが日本代表になって世界で戦える選手に育てていくことを最終目標としているので、細かいデータで一人一人を把握して、「育成」していきたいと思っています。

会社名
株式会社北海道バスケットボールクラブ
設立日
2011年5月
  • ※インタビューの内容は取材時のものになります。

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